請求書を作成するためのデータの取込方法や発行する請求書のレイアウトを設定します。
請求書フォームを作成する
- システム設定の「Sales Billing Assistant」タブより「請求書」の「フォーム一覧」を選択します。
⇒「請求書/フォーム一覧」画面が表示されます。 - 「新規登録」ボタンをクリックします。
⇒新規登録画面が表示されます。 - 作成する請求書に応じて請求データの種類を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
どのファイル形式を選択するか不明な場合は、導入手順「1.請求書フォームを作成」に各ファイル形式の特徴を参考に決めてください。
どのファイル形式を選択するか決めて、ファイル形式ごとの設定内容を参照してください。
請求書フォームを設定する 請求データ:CSVファイル
請求書フォームを設定する 請求データ:PDFファイル(ZIP圧縮)
請求書フォームを設定する 請求データ:PDFファイル(ページ単位) - 各項目を設定したら、最後に「保存」ボタンをクリックして、内容を保存します。
補足
令和4年1月1日以降の電子帳簿保存法に対応する際の注意点
電子取引として発行する書類については、金額合計を取り込む設定を行ってください。
設定の詳細はファイル形式ごとの設定内容を参照してください。
請求書フォームを設定する 請求データ:CSVファイル
CSVファイルの請求データを取り込む場合、以下の2つの設定をする必要があります。
- 印刷レイアウト…PDFファイルの出力内容を指定
- CSV取込設定…印刷レイアウトに表示する値を取込ための、CSVファイルの列と項目の紐づけ設定。

■フォーム設定項目
項目名 | 説明 |
---|---|
フォーム名 | フォーム名を入力します。最大128文字まで入力できます。 |
書類名 | 書類名を入力します。最大128文字まで入力できます。 請求マイページにて請求先に表示されます。 |
使用区分 | 請求書フォームの使用区分を設定します。 |
請求データ | 選択した請求データの種類が表示されます。※変更はできません。 |
デザイン | デザインカラーを選択できます。 「テンプレート選択」ボタンをクリックすると、弊社で用意したデザインテンプレートを読み込んで利用することができます。 |
■印刷レイアウト設定画面
※印刷レイアウトのより詳細な内容については、「印刷レイアウトの詳細」を参照してください。

補足
- 登録番号(適格請求書発行事業者)
印刷対象:追加の基本項目タブで「登録番号(適格請求書発行事業者)」を配置できます。
初期値は、基本設定 > 全般/基本情報 で設定している登録番号がセットされます。
※登録番号の変更が必要な場合は値をダブルクリックして編集してください。
■その他(フォーム設定項目)
項目名 | 説明 |
---|---|
宛先振替時の宛名 | ※宛先振替が適用された書類にのみ反映する設定です。 宛先振替が適用された書類に印刷する宛名(請求先)の情報を指定します。 具体的には以下に反映されます。 ・PDF出力時の宛名(印刷レイアウトに配置した請求先の項目) ・請求マイページ上の書類ごとの請求先名 【設定例】 株式会社◯◯◯ △△支社(振替元)の請求書を、 株式会社◯◯◯ 本社(振替先)に宛先振替する設定がしてある場合。 【反映結果】 株式会社◯◯◯ △△支社の請求書を作成すると本社に振替して発行され、請求書の宛名は設定に従い以下のようになります。 「振替先の情報」を設定:株式会社◯◯◯本社の情報が表示 「振替元の情報」を設定:株式会社◯◯◯ △△支社の情報が表示 |
■CSV取込設定
CSVファイルの列と請求書項目を紐づける必要があります。
印刷レイアウトで利用する請求書の項目を紐づけてください。(請求先の項目については任意で紐づけしてください)
実際に取り込む CSVファイルが手元にある場合は、CSV入力機能を利用して設定する方が簡単に設定できます。
「請求データ(CSVファイル)を利用する」
設定済み内容の一部を更新したりする場合は項目の追加、変更を参照ください。
「請求書項目を追加、変更する」
補足
CSV取込設定では請求書の項目だけでなく、請求先の項目も紐づけて設定することができます。
請求先の項目を紐づけた場合、請求データの登録と該当の請求先の情報が更新されます。
また、請求先コードに該当する先が未登録の場合、請求先名などの必須の項目が揃っていれば請求先が自動登録されます。
上記の機能をうまく活用すると請求データを読み込むだけで、新規契約先の自動登録や請求先名の変更があった先の更新が反映します。
- 請求書項目を追加、変更する
- 項目を追加するときは、入力候補または選択ボタンから項目を選択します。
- スキップする項目を追加するときは、「スキップを追加」ボタンをクリックします。
- 不要な項目はクリアし、項目の順番を調整します。

- 請求データ(CSVファイル)を利用する
- 「CSV入力」ボタンをクリックし、CSV入力ダイアログにファイルを添付します。
- ファイルを添付したら、「読み込み」ボタンをクリックします。
⇒読み込み設定画面が表示されます。

- ファイルの読み込み設定をします。
読み込み開始行:請求データの開始行数を指定します。
文字コード:読み込むCSVファイルの文字コードを指定します。 - 取込元と取込先の項目設定をします。
読み込んだCSVファイルをもとに取込元のイメージが表示されます。列ごとに取込先の項目を選択してください。

請求書フォームを設定する 請求データ:PDFファイル(ZIP圧縮)
ZIP形式に圧縮されたPDFファイルを取り込む場合、フォームを作成するだけで設定が完了します。

■フォーム設定項目
項目名 | 説明 |
---|---|
フォーム名 | フォーム名を入力します。最大128文字まで入力できます。 |
書類名 | 書類名を入力します。最大128文字まで入力できます。 請求マイページにて請求先に表示されます。 |
使用区分 | 請求書フォームの使用区分を設定します。 |
請求データ | 選択した請求データの種類が表示されます。※変更はできません。 |
書類番号の採番方法 | 請求書ごとに付与する書類番号の採番方法を設定します。 自動採番 指定したフォーマットをもとに自動で採番されます。 設定は以下の画面から設定できます。 システム設定>Sales Billing Assistant>請求書/項目設定>書類番号 PDFファイル名を書類番号とする 取り込んだPDFファイル名をそのまま書類番号にします。 最大32文字までで以降の文字は切り捨てられます。 直接入力した書類識別子を書類番号とする(請求先コード_書類識別子) 取り込むときに直接入力した書類識別子を書類番号に利用します。 最大16文字まで指定できます。 |
■PDFの解析について
金額合計が必要な場合にのみ設定します。PDFの解析は、表示位置方式とテキスト方式の2種類あります。
- 表示位置方式は、PDFファイルのページ内の指定した位置からテキストを抽出します。
ページ内で金額合計の位置が定まっているレイアウトの場合に有効です。 - テキスト方式は、PDFファイルのページ全体からテキストデータを抽出します。
金額合計の位置が不定であり、特定のルールで合計金額が判定できる場合にご利用ください。
■表示位置方式の設定手順
Step1. 請求データをセットする

Step2-1. 表示位置方式を選択し、「ページ内の位置を指定」ボタンをクリックする

Step2-2. 金額合計の表示位置が指定されているかを確認し、必要に応じて位置を変更します。

※項目名を指定すると解析時に多少の位置のずれを加味します。(※項目名を起点とした相対位置で判定します)
Step2-3. 位置を変更する必要がある場合、項目と位置を紐づけます。

Step3-1. 金額合計の解析結果を確認します。

請求先コードごとに金額合計が正しく取得できているか確認してください。
値が正しく取得できていない場合は以下を順に確認してください。
┗Step2.PDFから抽出したテキスト
PDFから抽出したテキストをクリックし指定した位置からテキストが正しく取得されているか確認してください。
テキストに想定する文字が含まれていない場合はStep2をやり直してください。
┗Step3-2.金額合計のルール
Step3-2. 金額合計のルールを入力します。
基本的には入力する必要がありません。
PDFから抽出したテキストに金額が含まれた上で、正しく解析できない場合にのみ識別するルールを入力してください。
※金額はページ内で最初に見つかった値を利用します。
※複数のページからなる書類の場合は、先頭ページの値を取得します。
正しく解析出来ている場合、「保存」ボタンをクリックして完了です。
■テキスト方式の設定手順
Step1. 請求データをセットする

Step2.テキスト方式を選択し、「抽出したテキストを確認」ボタンをクリックする

※PDFを作成したツールによって記述された順でテキストが抽出されます。
PDFによっては機械的なテキストとなる点にご注意ください。
Step 3-1. 金額合計の値が必要な場合、抽出したテキストを参考に、識別するルールを入力してください。

※解析には前の文字または後ろの文字を設定する必要があります。
(解析方法のサンプルデータでテキスト抽出された内容に合わせて設定してください。)
※他の金額などの数値と間違う恐れがあるため、識別できる文字を追加することをお勧めします。
※識別文字は背景と同色の文字にするなど、表示に影響を与えない方法もあります。
※金額はページ内で最初に見つかった値を利用します。
※複数のページからなる書類の場合は、先頭ページの値を取得します。
※設定すると取込時に必須項目となり、一覧画面上で表示や検索ができます。
Step 3-2. 「解析結果を確認」ボタンをクリックし、金額合計が取得できているか確認してください。

正しく解析出来ている場合、「保存」ボタンをクリックして完了です。
■PDF解析の設定項目
項目名 | 説明 |
---|---|
サンプルデータ | Step1.請求データをセット 解析の設定および確認に利用するための請求データをセットしてください。 ※1回の取り込みでZIPファイル内の3,000ファイルのPDFに対応します。3,000ファイルを超える場合は分割して取り込んでください。 ファイルサイズは1回につき100MBまでです。 |
解析方法 | Step2.PDF からテキストを抽出する方法 「表示位置方式」か「テキスト方式」を選択します。 表示位置方式の場合にはページ内の位置を指定する必要があります。 ※セキュリティにより読み込みを制限しているか、すべて画像化されているPDFの場合、文字情報を読み取れません。 PDFを作成するときの設定を変更して再作成したものを読み込んでください。 |
金額合計 | Step3.金額合計のルール PDFから金額合計を識別するために設定します。 |
請求書フォームを設定する 請求データ:PDFファイル(ページ単位)
PDFファイル(ページ単位)を取り込む場合、請求先コード解析を設定する必要があります。

■フォーム設定項目
項目名 | 説明 |
---|---|
フォーム名 | フォーム名を入力します。最大128文字まで入力できます。 |
書類名 | 書類名を入力します。最大128文字まで入力できます。 請求マイページにて請求先に公開されます。 |
使用区分 | 請求書フォームの使用区分を設定します。 |
請求データ | 選択した請求データの種類が表示されます。※変更はできません。 |
書類番号の採番方法 | 請求書ごとに付与する書類番号の採番方法を設定します。 自動採番 指定したフォーマットをもとに自動で採番されます。 設定は以下の画面から設定できます。 システム設定>Sales Billing Assistant>請求書/項目設定>書類番号 PDFファイル名を書類番号とする。(請求先コード_ファイル名) 取り込んだPDFファイル名をもとに自動で採番されます。 フォーマットは、「請求先コードファイル名」です。 直接入力した書類識別子を書類番号とする(請求先コード_書類識別子) 取り込むときに直接入力した書類識別子を書類番号に利用します。 最大16文字まで指定できます。 |
■PDFの解析について
PDFの解析は、表示位置方式とテキスト方式の2種類あります。
- 表示位置方式は、PDFファイルのページ内の指定した位置からテキストを抽出します。
ページ内で請求先コードと金額合計の位置が定まっているレイアウトの場合に有効です。 - テキスト方式は、PDFファイルのページ全体からテキストデータを抽出します。
請求先コードと金額合計の位置が不定であり、特定のルールで請求先コードと合計金額が判定できる場合にご利用ください。
■表示位置方式の設定手順
Step1. 請求データをセットする

Step2-1. 表示位置方式を選択し、「ページ内の位置を指定」ボタンをクリックする

Step2-2. 請求先コード、金額合計の表示位置が指定されているかを確認し、必要に応じて位置を変更します。

※項目名を指定すると解析時に多少の位置のずれを加味します。(※項目名を起点とした相対位置で判定します)
Step2-3. 位置を変更する必要がある場合、項目と位置を紐づけます。

Step3-1. 請求先コードのルールを入力します。
Step2.から遷移するとサンプルデータから推測したルールが自動セットされ、Step3-2.に進みます。
ルールの指定は直接入力、またはサンプルから入力も可能です。
※前の文字、後ろの文字については、請求先コードと連続する文字が対象になります。
(解析方法のサンプルデータでテキスト抽出された内容に合わせて設定してください。)
※請求先コードはスペースを含まないものにしてください。
スペースはPDFの文字データとして正しく認識できない可能性があります。
Step3-2. 解析結果を確認します。

請求先コードごとに金額合計が正しく取得できているか確認してください。
また、請求先コードのルールがコード体系と一致するかを確認してください。
値が正しく取得できていない場合は以下を順に確認してください。
┗Step2.PDFから抽出したテキスト
PDFから抽出したテキストをクリックし指定した位置からテキストが正しく取得されているか確認してください。テキストに想定する文字が含まれていない場合はStep2.をやり直してください。
┗Step3.請求先コードのルール
正しい値が取得できていない場合はStep3-1.で請求先コードのルールを入力しなおしてください。
┗Step4. 金額合計のルール
Step4.金額合計のルールを入力します。
基本的には入力する必要がありません。
PDFから抽出したテキストに金額が含まれた上で、正しく解析できない場合にのみ識別するルールを入力してください。
※金額はページ内で最初に見つかった値を利用します。
※複数のページからなる書類の場合は、先頭ページの値を取得します。
正しく解析出来ている場合、「保存」ボタンをクリックして完了です。
■テキスト方式の設定手順
Step1. 請求データをセットする

Step2. テキスト方式を選択し、「抽出したテキストを確認」ボタンをクリックします。

※PDFを作成したツールによって記述された順でテキストが抽出されます。
PDFによっては機械的なテキストとなる点にご注意ください。
Step3-1. 抽出したテキストを参考に、請求先コードの前または後ろの文字、請求先コードのルールを入力します。

設定例)「請求先コード:A123456」を請求先コードとする場合(Aから始まる6桁の数値)
前の文字に「請求先コード:」、請求先コードに「A[0-9]{6}」を入力してください。
※前の文字、後ろの文字については、請求先コードと連続する文字が対象になります。
(解析方法のサンプルデータでテキスト抽出された内容に合わせて設定してください。)
※請求先コードが単純な数値連番の場合、金額などの数値と間違う恐れがあるため、請求先コードの前に識別する文字を追加することをお勧めします。
※請求先コードはスペースを含まないものにしてください。スペースはPDFの文字データとして正しく認識できない可能性があります。
Step3-2. 「解析結果を確認」ボタンをクリックし、請求先コードが取得できているか確認してください。

Step4-1. 金額合計の値が必要な場合、抽出したテキストを参考に、識別するルールを入力してください。

※解析には前の文字または後ろの文字を設定する必要があります。
(解析方法のサンプルデータでテキスト抽出された内容に合わせて設定してください。)
※他の金額などの数値と間違う恐れがあるため、識別できる文字を追加することをお勧めします。
※識別文字は背景と同色の文字にするなど、表示に影響を与えない方法もあります。
※金額はページ内で最初に見つかった値を利用します。
※複数のページからなる書類の場合は、先頭ページの値を取得します。
※設定すると取込時に必須項目となり、一覧画面上で表示や検索ができます。
Step4-2. 「解析結果を確認」ボタンをクリックし、金額合計が取得できているか確認してください。

正しく解析出来ている場合、「保存」ボタンをクリックして完了です。
■PDF解析の設定項目
項目名 | 説明 |
---|---|
サンプルデータ | Step1.請求データをセット 解析の設定および確認に利用するための請求データをセットしてください。 ※1回の取り込みで3,000ページのPDFに対応します。 3,000ページを超える場合は分割して取り込んでください。ファイルサイズは1回につき100MBまでです。 |
解析方法 | Step2.PDFからテキストを抽出する方法 「表示位置方式」か「テキスト方式」を選択します。 表示位置方式の場合にはページ内の位置を指定する必要があります。 ※セキュリティにより読み込みを制限しているか、すべて画像化されているPDFの場合、文字情報を読み取れません。 PDFを作成するときの設定を変更して再作成したものを読み込んでください。 |
請求先コード | Step3.請求先コードのルール PDFを請求先ごとの請求書に分割するにあたり、ページ内の請求先コードを識別する必要があります。 ページ内の請求先コードを識別するフォーマットを正規表現で入力してください。 |
金額合計 | Step4.金額合計のルール PDFから金額合計を識別するために設定します。 |
請求書フォームの並びを変更する
請求書フォームの並びを変更することができます。
設定した内容は、請求データの新規登録時に表示されるフォームの選択肢の順番などに反映します。
- システム設定の「Sales Billing Assistant」タブより「請求書」の「フォーム一覧」を選択します。
⇒「請求書/フォーム一覧」画面が表示されます。 - 「並びを変更」ボタンをクリックします。
⇒並び替え画面が表示されます。 - 順番を移動します。

- 最後に「保存」ボタンをクリックし、内容を保存します。