NI Collabo 360

仕訳データの修正

旧版で「仕訳データ作成」が完了していない支払情報は、アップグレード実行後に仕訳データの修正が必要です。
修正が必要なデータの見分け方と修正方法について説明します。

仕訳データの修正ができるだけ発生しないように、月次決算を締めた直後など、「仕訳データ作成」が済んでいない仕訳が少ないタイミングでアップグレードを実行することを推奨します。

入力欄・勘定科目の修正

旧版で「仕訳データ作成」を実行済みの仕訳は「仕訳データ作成済み」となりますが、単純に「仕訳データ作成済み」かだけでは修正が必要かの判別ができないケースがあります。仕訳備考欄に「どの画面から仕訳データ作成を実行したか」が記録されているので、以下の分類に沿って、修正が必要かを判断してください。

前払いの場合

旧版で「前払」のチェックを入れた仕訳。

修正対象
「仕訳データ作成済み」の表示がないデータ。

修正内容
旧版で入力した「費用科目/前払費用」の仕訳を「前払費用/預金」に変更。

制約事項
新版には「前払管理表」の機能がないため、「支払保険料/前払費用」のような前払費用の減少仕訳は作成できません。
このような仕訳は、会計システムに直接入力してください。

当月払いの場合

システム上、自動で区別はできないため、当月払い・後払いの区別はデータを見て判断が必要です。
当月払いの仕訳は、「仕訳データ作成済み」の表示の有無に関わらず修正不要です。

後払いの場合

システム上、自動で区別はできないため、当月払い・後払いの区別はデータを見て判断が必要です。

修正対象
仕訳備考に以下の2つの表記がないデータ。片方のみの表記のデータも修正が必要です。

  • 仕訳データ作成済み:仕訳(支払管理表)
  • 仕訳データ作成済み:仕訳(支払データ全銀振込)

修正内容1:仕訳(支払管理表)から仕訳データ作成済みの場合
支払仕訳で「+追加」ボタンをクリックし、「未払金・買掛金/預金」の仕訳を入力。

修正内容2:どの画面からも仕訳データを作成していない場合
「費用と支払の仕訳を分ける」にチェックを入れ、既存の仕訳はすべて削除。
費用仕訳に「費用科目/未払金・買掛金」、支払仕訳に「未払金・買掛金/預金」の仕訳を入力。

摘要の入力

旧版では「仕訳データ作成」を実行する際に自動的に摘要を入力していましたが、新版では個別に入力する方式に変わりました。「入力欄・勘定科目の修正」と同様に修正が必要な仕訳を判別し、必要に応じて摘要を入力してください。

預り金の計上

旧版では「仕訳(支払管理表)」で自動的に「預り金」の仕訳を作成していましたが、新版では個別に入力する方式に変わりました。「入力欄・勘定科目の修正」と同様に修正が必要な仕訳を判別し、預り金の仕訳を入力してください。

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