Approach DAM

Sprinkler(スプリンクラー)オプションとは

SprinklerオプションはTwilio Inc.が提供するメール配信サービス(Twilio SendGrid、以下SendGrid)を利用し、メール配信するApproach DAMのオプション機能です。SendGridの強力なインフラとメール配信における便利な機能を提供します。
※Sprinklerオプションは1ライセンス6,800円(50,000通/月)。

Approach DAMでメール配信するには2つの方法があります。それぞれの特徴を加味してご検討ください。
(SprinklerオプションとメールDM専用サーバー、両者を並行運用することも可能です。)

項目SprinklerオプションメールDM専用サーバー
利用契約の有無Sprinklerオプション契約が必要Approach DAMの標準機能
メールDM用サーバー構築サーバー構築は不要メールDMサーバー用端末の構築とソフトウェアのインストールが必要
利用準備配信元の認証設定が必要
セキュリティ対策を標準搭載(DNS設定)
メールDMサーバーとの連携設定が必要
配信元(from)
貴社保有のメールアドレス
配信元認証で認証された送信専用のメールアドレスメール送信(SMTP)設定したメールアドレス
配信元(from)
無料のメールアドレス
貴社が保有しているドメインのみ
@gmail.comなどは利用不可
メール送信(SMTP)設定したメールアドレス
実際のメール配信サーバーSendGrid
※Web APIを中継して送信
貴社が利用中のメールサーバー
(レンタル or 自社構築)
※メールDMサーバーを中継して送信
時間あたりの配信数制限なし
同一時刻に2万通の配信も可能。
SendGridの強力なインフラを利用。
利用するメールサーバー次第
レンタルサーバーの場合、1時間 1,000通など、一定以上送信すると送信制限にかかり配信停止される可能性があります。(契約先に確認ください)
配信速度の設定:最大500通/10分
セキュリティ対策なりすまし対策が標準で設定されます。(SPF、DKIM)独自で設定する必要があります。
トラッキング機能開封やクリックのトラッキングが可能。利用できません。
配信停止機能配信停止案内(URL)をメールに付加、配信停止ページから自動的に受付手動で登録する必要があります。
無効アドレスの自動フィルタリング自動でフィルタ登録されます。
リストクリーニング機能あり。
手動で登録する必要があります。

通数の計算

  • 利用契約により月ごとに配信できる通数に上限があります。(1ライセンス 50,000通/月)
    例:10万通/月の場合は2ライセンス必要です。
  • 月の通数上限に達するとメール配信できなくなります。
  • 通数の計算方法はSendGridの基準に従います。
    • メールの送信予約が確定時点で通数に計算されます。
      配信待機(承認された配信で配信時刻まで6時間を切ると遷移)状態での取消は通数にカウントされます。
    • テストメールや自動返信でのメール送信も通数にカウントされます。
  • 通数の回復は日本時間の毎月1日の15時~16時頃行われます。(反映が遅延する場合があります。)

配信元のメールアドレス

  • Sprinklerオプションからの配信は送信専用です。
    貴社のメールアドレスでメールを送信することができます。
  • 配信元に既存のメールアドレスを指定した場合、Approach DAMからの配信はSprinklerオプションから行います。
    返信されたメールなどの受信はご利用中の受信BOXに届きます。(推奨)
  • 配信元に存在しないメールアドレスを指定した場合、送信専用アドレスとなりメール受信はできません。
    返信されたメールはエラーとなるため、配信時に返信先を指定する運用を行ってください。

配信元の認証

  • 初期設定にて認証を行えば、配信が利用できるようになります。なりすまし対策(SPF、DKIMなど)も設定されます。
  • ドメイン(メールアドレスの@より右側)を管理しているシステム(DNS)へのレコード登録が必要です。
  • ごく一部のDNSサービスで、CNAMEレコードのホスト名に _ (アンダースコア)が利用できない場合があります。
    貴社が利用するDNSサービスが上記に該当する場合、詳細設定のトラッキングURLのドメイン名変更が設定できない点ご注意ください。(配信やトラッキングや他の機能は利用できます)

トラッキング機能

  • メールのトラッキング(開封とクリック)が利用可能です。
  • トラッキングを有効にすると、メール文中のURLが自動的にトラッキングURLに置き換えられます。
  • 開封やクリックをトラッキングするURLは初期状態ではsendgrid.netのドメインとなります。
    システム設定にてトラッキング設定をすることで貴社のドメインにすることも可能です。
  • 開封はHTML形式のメールとして開かれた場合に有効です。
    (メールを受け取る側がテキスト形式や画像の表示をオフにした場合はトラッキングされません。)
  • メール受信者側のセキュリティソフトなどで機械的にメール開封やリンクをクリックされた場合、受信者の行動に関係なくトラッキングの記録が残ります。現状は受信者が開封したか機械が開封したかの検知はできません。

配信停止機能

  • 配信停止の管理および受付を自動で行えるようになります。(配信停止カテゴリとメール受信者ごとに管理)
  • 配信停止機能を利用すると、配信停止カテゴリに紐づいた配信停止案内(URL)がメール本文に追加されます。
    また、メールヘッダにワンクリックで登録解除ができる(List-Unsubscribeヘッダ)も追加されます。
  • 配信停止案内から配信停止ページに遷移でき、メール受信者が配信停止(オプトアウト)の操作が可能です。
    ※配信停止ページについて
    ┗SendGridの機能を利用しており、配信停止カテゴリの名称と説明以外は内容を変更できません。
    ┗説明文にはメールに紐づく配信停止カテゴリのみが表示され、配信停止(オプトアウト)操作が行えます。
  • メール受信者からの配信停止(オプトアウト)を自動で受付し、配信停止した宛先には同じカテゴリのメールを送信しません。配信停止の情報はパーソン情報(または顧客情報)などにも反映されます。
TOP