メールDMのインストールが完了しましたら、Approach DAMとの連携を有効にするために、管理ツールより連携設定をしていただく必要があります。以下の手順に従い、必要項目を設定してください。
- メールDMサーバーの管理ツールを起動します。
- ブラウザ(Microsoft Edgeなど)を起動します。
- ブラウザのアドレス欄に以下のアドレスを入力すると、管理ツールが起動されます。
http://127.0.0.1:8080/cgi-bin/tas/dm.exe/admin/index.php
※メールDMサーバーのインストール時にポート番号を変更した場合は上記の「8080」の箇所を変更したポートに変更します。
- ブラウザ(Microsoft Edgeなど)を起動します。
注意
メールDMインストール後に任意にApache2.Xのポート番号を変更された場合は、スタートメニューの「管理ツール」は作成しなおす必要があります。
例. メールDMインストール後にポート番号を【8888】に変更した場合
- メールDMサーバーのスタートメニュー>「NIコンサルティング」>「メールDMサーバー」を右クリックから「開く」を選択し、スタートメニューが登録されているフォルダを開きます。
- ブラウザで「http://127.0.0.1:8888/cgi-bin/tas/dm.exe/admin/index.php」を開いて、URL欄のブックマークを1.で開いたフォルダ内にドラッグ&ドロップすることでスタートメニューを登録します。
- 古い「管理ツール」のショートカットは削除します。
- メールDMサーバー 管理ツールでのログイン。
ログイン用のパスワードを入力してログインします。ログインパスワードは、『admin』を入力してください。 - 基本設定より連携設定を選択します。初期表示画面として、「連携設定」画面が表示されます。
表示画面にある項目に必要情報をセットし、「保存する」ボタンを押してください。
「OAuth2.0」項目で「利用する」を選択した場合、以下の「受信サーバー設定」項目が表示されます。
※基本認証の利用できない、Google又はMicrosoft様のメールサービスの場合にご利用ください。
項目 | 説明 |
---|---|
メールDM名 | 任意のメールDMサーバー名を入力してください。 |
連携用メールアドレス | Approach DAMサーバーと通信するためのメールアドレスを入力します。 ※使用するメールアドレスは、メールDMサーバーのみ使用する専用のアドレスをご用意ください。 |
受信(POP3)サーバー設定(OAuth2.0を利用しない) | 上記「連携用メールアドレス」の受信メールサーバー情報を入力します。 ※「ユーザー名」は、「アカウント名」と記載されている場合もあります。 暗号化通信が必要な場合は、STARTTLSかSSL/TLSを選択してください。 IMAPしか対応していない場合は、プロトコルでIMAPを選択してください。 ※POP3/IMAPともに、受信メールを削除するかは受信メールの設定に従います。 |
受信サーバー設定(OAuth2.0を利用する) | メールサーバーを選択肢から選択してください。 システム設定マニュアル「セキュリティ」の、メールサーバー設定にある、OAuth2.0を利用した設定方法を参考に、認証パラメータ情報を設定してください。 ※Web製品と同じAPIを利用する場合、設定をコピーしてください。 OAuth2.0認証の認証情報取得ボタンを押下し、認証を進めて、取得した認証コードをテキストボックスに転記してください。 ※ログインIDは、メールアドレスとログインIDが異なる場合のみ入力が必要です。 |
受信メール | メールサーバーから受信済みのメールを削除しない場合は、「受信メールのコピーをメールサーバーに残す」にチェックを付けてください。 |
TLSバージョン | STARTTLS又はSSL/TLSで暗号化通信を行う場合に、バージョンを指定する必要がある場合は、TLSのバージョンを選択してください。 ※通常は「指定しない」のままで問題ありません。 |
Approach DAMの接続URL | 製品のURLを入力します。 ※~dm.phpまで正確に入力してください。 (例)http://IPアドレスまたはドメイン名/ni/zcom/module/dm.php |
プロキシ設定 | ご利用の環境に応じて設定してください。 |
基本Basic認証設定 | |
連携キー | 自動生成のため、入力は不要。 |
注意
メールDMサーバー設定時に、『エラー:接続URL』というメッセージが表示された場合、以下のどちらかに問題があると考えられますので、ご確認ください。
- 接続URLが正しく登録されているか、ご確認ください。
- プロキシ設定が必要であるか、システム管理者にご確認ください。
- 次に、Approach DAMにログインし、トップ画面左下の「システム設定」をクリックします。
パスワードを入力し、ログインします。初期パスワードは『admin』 - システム設定画面から製品名タブ(Approach DAM)内の「メール」>「メールDMサーバー」を選択してください。
- 3.の設定が正常に行われている場合、当画面に連携状態が「許可待ち」の状態で、メールDMが認識されます。画面に出てこない場合は、3.の設定内容を確認してください。
「許可」ボタンを押していただくことによって、メールDMの設定が完了となります。
※複数のメールサーバーを利用する場合には、登録された数だけ画面上に表示されます。 - 「許可する」ボタンを押すと、以下の画面がポップアップされますので、「OK」を押します。
- 許可されると画面上では「連携中」の状態へと変わり、メールDMサーバーとの連携が完了となります。
これにより、メールDMサーバーとApproach DAMの連携が完了です。
注意
メールDMサーバーを利用するには、メールDMサーバーの稼働サーバーがWindowsログオン状態である必要があります。利用中はログオフにしないようにご注意ください。
セキュリティの観点から、ロック状態にすることを推奨いたします
メールDMサーバーがNIVMSサーバーと連携するとNIVMSサーバーの一部のマスターデータと顧客情報・パーソン情報のE-Mail情報の複製データの同期(1分毎に2000件前後)が定期的に行われるようになります。
パーソン情報が既に登録されているような場合、初回時は、同期が完了するまで時間を要する場合(パーソン10万件で1時間程度)があります。