経路マスタ設定では、申請書類に対して決裁されるまでの承認ルートを予め登録します。
経路マスタ設定について
自社の運用パターンに沿った経路マスタの設定を行ってください。
状況に応じて、多様なワークフローの経路マスタを設定できます。
Hint
- 経路マスタの設定について
経路マスタで経路を作成しておくことで、異なる申請書類でも同じ経路を利用できます。
補足
- 経路を設定していない申請書は、「標準」に設定している経路が適用されます。
特定の経路を標準に設定したい場合は、経路マスタの一覧画面で「標準」ボタンをクリックしてください。

経路を設定する
- システム設定の「NI Collabo 360」タブより「ワークフロー」の「経路マスタ」を選択します。
⇒「ワークフロー/経路マスタ」画面が表示されます。 - 「新規登録」ボタンをクリックします。
⇒新規登録画面が表示されます。

番号 | ボタン | 説明 |
---|---|---|
1 | ![]() ![]() ![]() | 追加:承認者 一番上に挿入されます。常に分割なしの状態になります。 追加:決裁者 決裁者行がない場合のみ表示されます。 承認者行のすぐ下、承認者行がない場合は一番上の行に挿入されます。 1個下の分割と同様の分割となります。 追加:業務担当者 業務担当者行の一番上、業務担当行がない場合は一番下に挿入されます。 1個下の分割と同様の分割となります。 下に行がない場合は1個上の分割と同様の分割となります。 |
2 | 役割プルダウン | 「役割設定」で設定した役割のプルダウン。 |
3 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
4 | ![]() | 設定内容の詳細表示と簡易表示を切り替えます。 |
5 | ![]() | 担当者選択ダイアログを開きます。 |
6 | ![]() | 条件選択ダイアログを開きます。 |
- 設定を行い、最後に「登録」ボタンをクリックします。
補足
- 経路の修正について
設定されたマスをクリックすると詳細ボタンが表示されます。

番号 | ボタン | 説明 |
---|---|---|
① | ![]() | 該当マスの設定内容の詳細表示と簡易表示を切り替えます。![]() |
② | ![]() | セットされている担当者の設定内容を編集します。 |
③ | ![]() | セットされている担当者の承認時の動作の編集をします。 |
④ | ![]() | セットされている担当者を削除します。 |
⑤ | ![]() | 詳細ボタンを閉じます。 |
- 経路プレビューについて
「プレビュー」ボタンをクリックすると経路マスタプレビュー画面が表示されます。
申請者の条件を指定し、「表示」ボタンをクリックすると設定している承認経路を確認できます。
例えば、承認者に部署を設定している場合、部署の誰が承認者になるのか確認したい場合に活用いただけます。

番号 | 項目・ボタン | 説明 |
---|---|---|
① | ・役職の関係設定 ・ワークフロー用権限レベル ・組織図 | 関連する設定を確認できます。 ・役職の関係設定 [参照]:「役職の関係設定」 ・ワークフロー用権限レベル [参照]:「ワークフロー用権限レベル」 ・組織図 |
② | 申請者 | 承認経路を確認する申請者をセットします。 部署、役職、社員選択ボタンからセットしてください。 また、「組織図から選択」からも部署・役職をセットできます。 社員のみ選択時、「□部署・役職未選択の場合、社員のメイン部署・役職を補う」にチェックを入れると自動的に部署と役職をセットして表示します。 |
③ | ![]() | 該当マスの設定内容の詳細表示と簡易表示を切り替えます。![]() ※選択可能な人数は300人を超えている場合、メッセージが表示されます。 300人を超えないように設定してください。 ![]() |
④ | 社員名 | 設定している経路から割り当てられた社員が表示されます。 社員名または社員アイコンをクリックすると、該当する社員への変換過程を確認できます。 ![]() |
■経路作成手順 例①

下記方法で、「承認者」「決裁者」「業務担当者」を設定します。
- 承認者1の設定をします。
「設定:担当」ボタンをクリックします。
⇒選択リストから対象を選択し、「次へ」をクリックします。
※役職、部署、グループ、社員、権限レベルから設定できます。

- 選択した情報の詳細を設定する画面が開きます。
⇒「条件設定」と「情報の詳細設定」が表示されます。- 「情報の詳細設定」をする
「設定」ボタンをクリックします。
設定画面は1で選択した「権限レベル、役職、部署、グループ、社員」によって異なります。
- 「情報の詳細設定」をする
補足
- 「情報の詳細設定」を参照してください。
設定後、「セット」ボタンをクリックします。
- 承認条件、承認時の編集、承認時の動作設定画面に推移します。
承認時の動作設定を使用する場合は、「追加」ボタンをクリックします。
設定後、「セット」ボタンをクリックします。
補足
- 「承認条件・動作設定」を参照してください。
上記を参考に、「承認者2」「決裁者」「業務担当者」の設定を行います。
- 最後に、「登録」ボタンをクリックします。

■経路作成手順 例②

- 条件分岐のマスを作成します。
⇒承認者1の「+」アイコンをクリックし、新しい行を作成します。 - 作成した新しい行の「設定:条件」ボタンをクリックします。
- 「条件設定」をする
補足
- 「条件設定」を参照してください。
ここでは100万以上だと決裁者が役員に、100万未満だと部長に分岐する設定を行います。
申請書条件の「追加」ボタンをクリックします。
条件項目数値 ≧ 1,000,000と設定。
設定後、「セット」ボタンをクリックします。
- 条件分岐後の決裁者を設定します。
※条件に合致する場合、左マスに設定し、合致しない場合は右マスに設定します。

ここでは、左マスに役員、右マスに部長を設定します。
「設定:担当者」ボタンをクリックします。
⇒選択リストから対象を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
必要に応じ、承認条件、承認時の編集、承認時の動作設定を行います。

- 条件分岐を作成した際に、配下のセルが分割されているので、統合をします。
- 左マスの空いたところをクリックします。
⇒ボタンが表示されます。 - 「右マスと統合」ボタンをクリックします。
⇒確認ダイアログが表示されますので、「OK」ボタンをクリックします。 - 統合されます。
- 左マスの空いたところをクリックします。
- 「業務担当者」「承認者1」の設定を行います。
- 最後に、「登録」ボタンをクリックします。
情報の詳細設定
権限レベル選択

項目名称 | 説明 |
---|---|
部署 | 部署、グループを選択します。 初期値は「申請部署」にチェックが入っています。 ※申請部署の場合、申請した部署の上位の部署に所属する情報を利用します。 部署を指定した場合、指定した部署の下位の部署に所属する情報を利用します。 ※申請者または作成者を選択した場合、この項目は表示されません。 |
人数 | 社員に変換した時の最大人数を表示します。 ※申請者または作成者を選択した場合、この項目は表示されません。 |
承認期限日数 | 1~99日の中から、承認依頼が届いてからの承認期限を設定します。 |
期限を過ぎた場合 | 承認期限が過ぎても、承認者が承認や却下などのアクションを起こさなかった場合にシステムが自動的に処理するアクションを選択します。 「何もしない」「自動承認(完了)」「自動却下」の中から選択します。 ※「何もしない」を設定している場合、何も処理をされず承認者(または決裁者)が決裁をもっている状態となります。そのため、承認期限を過ぎても承認できます。 |
役職選択

項目名称 | 説明 |
---|---|
基準 | 基準を選択します。 |
部署 | 部署、グループを選択します。 初期値は「申請部署」にチェックが入っています。 ※申請部署の場合、申請した部署の上位の部署に所属する情報を利用します。 部署を指定した場合、指定した部署の下位の部署に所属する情報を利用します。 |
役職 | 選択した役職がセットされています。 |
人数 | 社員に変換した時の最大人数を表示します。 |
承認期限日数 | 1~99日の中から、承認依頼が届いてからの承認期限を設定します。 |
期限を過ぎた場合 | 承認期限が過ぎても、承認者が承認や却下などのアクションを起こさなかった場合にシステムが自動的に処理するアクションを選択します。 「何もしない」「自動承認(完了)」「自動却下」の中から選択します。 ※「何もしない」を設定している場合、何も処理をされず承認者(または決裁者)が決裁をもっている状態となります。そのため、承認期限を過ぎても承認できます。 |
部署、グループ、権限レベル(所属部署(申請者、作成者))選択

項目名称 | 説明 |
---|---|
基準 | 基準を選択します。 |
部署 | 選択した部署、グループがセットされています。 |
役職 | 役職を選択します。 |
人数 | 社員に変換した時の最大人数を表示します。 |
承認期限日数 | 1~99日の中から、承認依頼が届いてからの承認期限を設定します。 |
期限を過ぎた場合 | 承認期限が過ぎても、承認者が承認や却下などのアクションを起こさなかった場合にシステムが自動的に処理するアクションを選択します。 「何もしない」「自動承認(完了)」「自動却下」の中から選択します。 ※「何もしない」を設定している場合、何も処理をされず承認者(または決裁者)が決裁をもっている状態となります。そのため、承認期限を過ぎても承認できます。 |
社員、権限レベル(申請者、作成者)選択

項目名称 | 説明 |
---|---|
承認期限日数 | 1~99日の中から、承認依頼が届いてからの承認期限を設定します。 |
期限を過ぎた場合 | 承認期限が過ぎても、承認者が承認や却下などのアクションを起こさなかった場合にシステムが自動的に処理するアクションを選択します。 「何もしない」「自動承認(完了)」「自動却下」の中から選択します。 ※「何もしない」を設定している場合、何も処理をされず承認者(または決裁者)が決裁をもっている状態となります。そのため、承認期限を過ぎても承認できます。 |
補足
- 担当に部署や役職を設定し、複数の社員が担当者に該当した場合、
社員情報の並び順で下から順に該当する社員が表示されます。
例)担当部署「管理部/経理課」、人数「1」を設定した場合

承認条件・動作設定
項目名称 | ||
---|---|---|
承認条件 | 全員承認 | A・B・C の全員が承認すると次の経路へ進みます。 |
グループ承認 | A・B・C の指定人数が承認すると次の経路へ進みます。 | |
通知のみ | A・B・C の全員に通知のみ行います。 | |
承認時の編集 | 承認者が承認時に申請書の編集を許可するか・許可しないかを設定します。 許可した場合、承認時、申請書に「内容編集」ボタンが追加されます。 申請書の項目設定で編集可否「編集可能」に設定されている項目を編集できます。 ![]() | |
承認時の動作 | 承認時のアクションを設定します。 ※こちらの機能を利用する場合は、申請書類作成 > 連携設定もあわせて設定が必要です。 たとえば、「申請元の情報を更新」機能を使用して承認したときにアクションリストの優先度を『普通』→『優先』へ自動で更新したい場合は、申請書類作成>連携設定:入力で申請書類とアクションリストの連携設定が必要です。 設定については「連携設定:入力」「連携設定:出力」を参照してください。 申請元の情報を更新 対象機能 【NI Collabo 360】 アクションリスト/スケジュール/回覧板/設備・備品予約/プロジェクト管理(アクション) 【Sales Force Assistantシリーズ】※Sales Force Assistantシリーズ導入の方 顧客情報/パーソン情報/納入機器/顧客の声/対応履歴/案件情報/売上情報/商談情報/商品情報/競合情報/業務情報/フリーフォーム 【Approach DAM】※Approach DAM導入の方 アプローチ情報/イベント/一括アプローチ 【nyoibox】※nyoibox導入の方 フォームBOX 申請書の内容から情報を作成 対象機能 【NI Collabo 360】 アクションリスト/スケジュール/設備・備品予約 【Sales Force Assistantシリーズ】※Sales Force Assistantシリーズ導入の方 Todoメモ 申請書の内容で申請元の情報を更新 対象機能 【Sales Force Assistantシリーズ】※Sales Force Assistantシリーズ導入の方 顧客情報/パーソン情報/案件情報/イベント情報/納入機器/フリーフォーム 【nyoibox】※nyoibox導入の方 フォームBOX |
条件設定
条件分岐で使用します。
項目名称 | 説明 |
---|---|
申請書条件 | 条件項目は「数値」「プルダウン」「ラジオ」になります。 |
申請元条件 | 対象機能 【NI Collabo 360】 アクションリスト/スケジュール/回覧板/交通費精算/経費精算/支払管理(支払情報)/設備・備品予約/プロジェクト管理/プロジェクト管理(アクション) 【Sales Force Assistantシリーズ】※Sales Force Assistantシリーズ導入の方 顧客情報/パーソン情報/納入機器/顧客の声/対応履歴/案件情報/売上情報/予算情報/商談情報/商品情報/競合情報/業務情報/フリーフォーム 【Approach DAM】※Approach DAM導入の方 アプローチ情報/イベント/引合情報/一括アプローチ 【Sales Quote Assistant】※Sales Quote Assistant、受注入力オプション導入の方 見積書/納品書/受注伝票 【nyoibox】※nyoibox導入の方 フォームBOX |
補足
- 申請元条件に経費精算、条件項目に経費カテゴリー・業務種別を設定した場合、
条件に合致する明細行が1つでも存在する場合には、一致と判定します。
経路マスタを一括削除する
- システム設定の「NI Collabo 360」タブより「ワークフロー」の「経路マスタ」を選択します。
⇒「ワークフロー/経路マスタ」画面が表示されます。 - 削除する対象にチェックを入れます。

- 「一括操作」ボタンをクリックし、「一括削除」をクリックします。
⇒一括削除の確認ダイアログが表示されます。 - 「はい、削除します。」にチェックを入れ、「一括削除」ボタンをクリックします。
補足
- 一括削除は一括削除権限が必要です。
権限の設定内容については権限ロールをご確認ください。 - 標準に設定している経路は削除できません。
削除したい場合は、標準とする経路を変更後に削除してください。 - 削除した設定は復旧できません。削除するさいはご注意ください。
経路マスタを個別に削除する
経路マスタを個別に削除する方法は2通りあります。
- 経路マスタ一覧から削除する方法
- 経路マスタフォームから削除する方法
補足
- 標準に設定している経路は削除できません。
削除したい場合は、標準とする経路を変更後に削除してください。 - 削除した設定は復旧できません。削除するさいはご注意ください。
- 経路マスタ一覧から削除する方法
- 削除対象の「削除」ボタンをクリックします。
- 削除確認が表示されます。「OK」ボタンをクリックします。

- 経路マスタフォームから削除する方法
- 削除対象の編集画面を表示します。
- 削除確認が表示されます。「OK」ボタンをクリックします。

経路マスタの利用書類を表示する
経路マスタごとに利用されている申請書類を表示確認できます。
- システム設定の「NI Collabo 360」タブより「ワークフロー」の「経路マスタ」を選択します。
⇒「ワークフロー/経路マスタ」画面が表示されます。 - 表示する対象にチェックを入れます。

- 「一括操作」ボタンをクリックし、「利用書類の表示」をクリックします。
⇒選択した対象の利用申請書類が表示されます。
