▶ CSVファイルの一括読み込みについて
マスタデータとなる顧客情報やパーソン情報をテキストデータ(CSV形式)で一括登録することができます。マスタデータは登録画面から一件ずつ登録することもできます。登録データが大量にある場合や、他システムのデータを活用する場合などに、このCSV読み込み機能をご利用ください。
読み込み可能なマスタデータは以下の通りです。
| 顧客情報 | 重要顧客通知(※1) | ルート(※2) | パーソン情報 |
| 顧客・パーソン | 商品マスタ | 単位区分別単価(※7) | 案件情報(※3) |
| 案件メンテナンス(※3) | 重要案件通知(※3) | 納入機器情報(※4) | 売上情報(※1) |
| 予算情報(※1) | 顧客の声(※6) | 対応履歴(※6) | 商談情報(※1) |
| イベント(※5) | 引合情報(※5) | フリーフォーム(※1) |
※1:Sales Force Assistantシリーズを導入している場合のみ
※2:顧客深耕、顧客深耕R、深耕創造、顧客深耕AOを導入している場合のみ
※3:顧客創造、顧客創造R、顧客深耕R、深耕創造、顧客深耕AOを導入している場合のみ
※4:顧客創造R、顧客深耕Rを導入している場合のみ
※5:Approach DAMを導入している場合のみ
※6:顧客の声オプションを導入している場合のみ
※7:Sales Quote Assistantを導入している場合のみ
一括読み込みの注意点
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 形式 | カンマ区切りのテキストファイル ※読み込み可能なデータは、カンマ区切りのテキストファイル(CSVファイル:拡張子csv,またはtxt)の形式のみ操作が可能です。 読み込むファイルの作成・編集にて、Microsoft Excelを利用し保存する際、拡張子がxlsに変更された場合には読み込むことができませんのでご注意ください |
| 必須項目 | 読み込み画面一覧の「項目名*」項目は必須項目です。必ず入力してください。 |
| マスタ項目 | マスタ項目は事前にマスタを設定してください。また、CSVファイルには、マスタに存在する内容を入力してください。 |
| 数値データ | 数値データは必ず半角で入力してください。 3桁区切りのカンマ付データを入力すると、正常な読み込み処理ができません。 |
| データ件数 | 一度に100,000件の登録ができます。制限を越える場合、分割して読み込みを実行してください。 |
注意
- 外国語のCSVファイルを使用する際の注意点
- 中国語など外国語を利用する場合は、UTF-8という文字コードでCSVファイルを作成してください。
- 読み込み時にはエンコードUTF-8に指定して読み込みを行ってください。
一括読み込みの条件設定
一括読み込み時に条件を設定することができます。
条件設定可能な項目は以下の通りです。各情報ごとに固有の設定は情報ごとの詳細説明を参照ください。
| 項目名称 | 説明 |
|---|---|
| レイアウト | 新規または更新データを読み込む際のレイアウトを指定することができます。 ※レイアウトを指定しない場合 新規登録時は基本レイアウトで読み込まれます。 更新時はデータごとに登録されているレイアウトを維持します。 ※以下のCSVデータ読み込みの場合に表示されます。 顧客情報、パーソン情報、顧客・パーソン、案件情報、納入機器、顧客の声、対応履歴、商談情報、イベント、フリーフォーム |
| 入力言語 | 入力する言語を設定します。 |
| 先頭行 | 1行目を項目名として保存している場合は、こちらにチェックを入れます。![]() |
| 文字コード | 読み込みファイルの文字コードを設定します。 |
| 同一ファイル | 重複登録を防ぐため、同じデータのファイルを取り込んだ際にエラー表示をさせたい場合、チェックを入れます。 ※同一ファイル名にて別データであれば読み込みが可能です。 |
| ターゲットリスト | データ読み込み時に対象データをターゲットリストに追加することができます。 情報を追加したいターゲットリストを選択します。 新規登録する場合は、「新規登録」ボタンから作成してください。 ※選択可能なターゲットリストは、「全社員共通」またはログインユーザーが参照可能なターゲットリストです。 ※以下のCSVデータ読み込みの場合に表示されます。 顧客情報、パーソン情報、顧客・パーソン、案件情報、納入機器、売上情報、顧客の声、対応履歴、商談情報、イベント、引合情報、フリーフォーム |
一括登録の手順
CSV形式のテキストデータを一括して読み込みます。
手順に沿って各CSVファイルを読み込んでください。
- システム設定の「Sales Force Assistant」>「CSV入力」から一括登録したい登録先を選択します。
⇒「CSV入力/◯◯」画面が表示されます。 - 読み込み用のサンプルファイルをダウンロードします。
「CSVファイルのサンプルはこちらからダウンロードしてください」を選択し、サンプルファイルをダウンロードします。 - ダウンロードしたサンプルファイルを開き、先ほどダウンロードした画面を参考に情報を入力し保存します。
※ダウンロードした項目順で作成してください。
※「一括読み込みの注意点」を確認してください。 - 作成したファイルを取り込みます。
「CSV入力/◯◯」画面を開きます。 - 「ファイルを選択」ボタンをクリックし、読み込み対象のファイルを選択します。
- 読み込み時の条件を設定します。
※「一括読み込みの条件設定」を確認してください。 - 「読み込み」ボタンをクリックします。
⇒一括登録処理が実行します。 - 正常に終了した場合、「◯件の登録を実行しました」「◯件の更新を実行しました」と、メッセージが表示されますので、「確認完了」ボタンをクリックします。
エラーが発生した場合、その旨メッセージが表示されますので、エラー原因を調べて再実行してください。
登録済みの情報を一括更新する
各機能で登録済みの情報を一括更新する場合、更新用出力で出力したファイルを利用できます。
更新用ファイルはユーザー画面の「データ操作」ボタンから出力することができます。
以下の手順を参考に更新用ファイルを出力してください。
例)顧客情報の場合
- 顧客情報>顧客検索で検索条件を入力して、更新対象となる顧客情報を絞り込んで表示します。
- 検索結果画面に表示されている「データ操作」ボタンの「V」ボタンをクリックし、メニューから「更新用出力」をクリックします。

- 更新用ファイルがダウンロードされます。
▶ 顧客情報
類似検索について
システムIDに0が入力されている新規データを取り込む場合、類似検索設定に基づき登録済みデータと重複がないかチェックを行い取り込む方法と重複チェックを行わずに取り込む方法があります。重複がないかチェックを行い取り込む場合は、同じデータが登録されているにも関わらず、新規でデータを登録してしまうリスクを低減することができます。類似が存在した場合、検索結果ごとに以下の処理方法を設定することができます。重複チェックを行わずに取り込む場合は、新規で同じデータを登録してしまうリスクはありますが、重複がないかチェックを行い取り込む場合よりも取り込み時間が高速になります。取り込むファイルの内容、データ容量に応じて取り込み方法を選択してください。
| 検索結果ごとの設定 | 説明 |
|---|---|
| 類似のデータが1件だけ 存在した場合 | 「新規で取り込む」「同じデータと判断して、取り込まない」「同じデータと判断して、上書きする」のいずれかを選択します。 ※初期値:同じデータと判断して、取り込まない |
| 類似のデータが複数件 存在した場合 | 「新規で取り込む」「取り込まない」のいずれかを選択します。 ※初期値:新規で取り込む |
| 類似検索を行わず、新規のデータを取り込む場合 | 類似検索を行わずに新規データを取り込む場合、チェックを入れてください。 ※初期値:未チェック |
※類似検索設定はシステム設定>顧客情報>類似検索設定から設定してください。
詳細は、「類似検索設定」を参照してください。
補足
- 処理実行後、類似データと判断された場合はジャーナルが記録されます。リンク先のジャーナルにて、類似とされた顧客情報やパーソン情報を確認することができます。
- 類似として取り込まない場合、「類似データはこちらからダウンロードしてください。」というメッセージが表示されます。ファイルには、「類似とみなした登録済みデータ」と「取り込もうとしたデータ」の両方が出力されます。

顧客情報の重複チェックについて
顧客情報データを読み込む際、重複データがないかチェックを行います。
重複条件に合ったCSVファイルを作成してください。
※重複条件の設定は、システム設定>顧客情報>重複チェックから設定してください。
▶ ルート
登録済みのルート情報を一括更新する
「更新用のCSVファイルはこちらからダウンロードしてください。」をクリックして、登録済データをダウンロードしてください。
▶ パーソン情報
類似検索について
顧客情報の類似検索についてを参照ください。
未入力項目の自動補完について
パーソン情報のTEL・FAX・郵便番号・住所・ビル名等・URL・当社担当者のいずれかが未入力の場合、顧客情報から自動補完されます。顧客情報と同じ内容をパーソン情報へ入力する手間を省けます。
以下の注意事項をご確認後、ご活用ください。
- 未入力のURL・当社担当者はその他の欄に関わらず自動補完されます。
- 入力したTEL・FAXのいずれかが顧客情報と異なる場合、未入力のTEL・FAXは自動補完されません。
- 入力した郵便番号・住所・ビル名等のいずれかが顧客情報と異なる場合、未入力の郵便番号・住所・ビル名等・TEL・FAXは自動補完されません。
▶ 顧客・パーソン
顧客・パーソンのCSVデータ読み込みについて
パーソン情報CSVデータ読み込みでは、「顧客情報」の内容が登録済であることが前提です。顧客情報が未だ登録されておらず、パーソン情報と同時に新規登録したい場合、こちらのCSV入力>顧客・パーソンを利用することで、同時読み込みができます。
登録済みの顧客情報を一括更新する
登録済みの顧客情報を一括更新する場合、テキスト出力にて既存データの登録済IDを確認してください。
以下の手順を参考に操作してください。
- 顧客情報>顧客検索で検索条件を入力して、確認対象となる顧客情報を絞り込んで表示します。
- 検索結果画面に表示されている「テキスト出力」ボタンをクリックします。
- 顧客情報IDを出力項目に含め、テキスト出力します。
- 顧客情報のファイルがダウンロードされます。
- ダウンロードしたファイルを開き、顧客情報IDを確認してください。
▶ 商品マスタ
一括読み込みの条件設定
| 項目名称 | 説明 |
|---|---|
| 識別子 | 読み込みデータを区別するための識別子を設定します。 システムID、商品コードのいずれかで更新対象を識別します。 |
| キーワードの自動登録 | 存在しないキーワードを取り込んだ際にキーワードを自動登録したい場合は、チェックを入れてください。 対象項目:商品分類、単位、グループキー |
登録済みの商品マスタを一括更新する
登録済みの商品マスタを一括更新する場合、以下の場所から更新用ファイルを出力してください。
システム設定>商品マスタ>商品マスタ一覧より対象の商品マスタを絞り込み、「CSV出力」ボタンをクリックし、更新用ファイルをダウンロードしてください。
単位区分別単価を設定している商品マスタをCSV読み込みする
単位区分別単価を設定している商品マスタをCSV読み込みするとき、入数に未入力または0を指定した単位区分の設定は削除されます。
※単位区分はSales Quote Assistant導入時のみ表示されます。
▶ 単位区分別単価
【データ入力例】

入数に未入力または0を指定した単位区分の設定は削除されます。
▶ 案件情報
案件情報を関連情報として取り込む
たとえば、納入機器に案件情報を関連付けて登録する際に案件名のみ指定して取り込んだ場合、顧客情報をもとに登録されます。案件情報を特定するための顧客情報は、メイン顧客と関連顧客(1)~(3)が対象です。
そのため、取込先の顧客情報と関連情報として取り込む案件情報の顧客情報からデータを特定できなかった場合は取り込むことができません。その場合は、重複しない案件名に変更して取り込むことをおすすめします。
前提)以下のような案件情報がSFAに存在
| 案件名 | メイン顧客 | 関連顧客(1)~(3) |
|---|---|---|
| AA-001案件 | 株式会社赤木電機 | ― |
| AB-001案件 | 株式会社赤木電機 | ― |
| AB-001案件 | 株式会社NI建設 | 株式会社赤木電機 |
| AC-001案件 | 株式会社タニ印刷 |
例)納入機器CSVファイルの指定内容および取込結果
| (納入機器)顧客名 | 案件名 | 取込結果 |
|---|---|---|
| 株式会社赤木電機 | AA-001案件 | ◯:案件を特定することができます。 取込先顧客情報が案件情報のメイン顧客または関連顧客のいずれかに合致し、指定した案件名が1つのため取り込めます。 |
| 株式会社赤木電機 | AB-001案件 | ✕:案件を特定することができません。 取込先顧客情報が案件情報のメイン顧客または関連顧客のいずれかに合致しますが、指定した案件名が複数あるため特定できず取り込めません。 重複しない案件名に変更してください。 |
| 株式会社赤木電機 | AC-001案件 | ✕:案件を特定することができません。 取込先顧客情報が案件情報のメイン顧客または関連顧客のいずれかに合致しないため、特定できず取り込めません。案件情報IDを指定してください。 |
▶ 案件メンテナンス
CSVで更新できる項目については「CSVファイルを用いて一括でメンテナンスする」を参照してください。
読み込み用のCSVファイルをダウンロードする
読み込み用のCSVファイルをダウンロードする際は、リンク「CSV ファイルは…」から案件情報の検索画面を開き、「データ操作」ボタンの「メンテナンス出力」メニューからCSVファイルをダウンロードしてください。

▶ 納入機器
納入機器コードの重複チェックについて
納入機器情報データを読み込む際、納入機器コードが重複しないか自動でチェックする機能があります。
以下のシステム設定画面で設定できます。
システム設定>Sales Force Assistantシリーズ>納入機器>重複チェック
▶ 予算情報
一括読み込みの条件設定
| 項目名称 | 説明 |
|---|---|
| 予算単位 | 読み込む予算単位を設定します。 |
| 予算未入力行 | 予算が未入力の行を取り込まない場合、チェックを入れてください。 誤って空で更新されるのを防ぐことができます。 |
当初予算への反映について
受注金額、受注利益、売上金額、売上利益のいずれかで「Y(y)」を指定すると対象予算の上記4つが当初予算へ反映されます。
※受注金額のみなどの指定はできないのでご注意ください。
【例】年度:2016年度、予算種類:新規、立案者:相川 弘(営業部/営業1課)
▶ 顧客の声
管理番号については、CSVおよびAPIの入力時に限り、重複しない任意の情報を指定することが可能です。
▶ 対応履歴
対応履歴をCSVで登録する時の注意点
対応履歴を新規登録時、顧客の声IDまたは管理番号のいずれかを入力してください。
顧客の声IDおよび管理番号を両方入力されている場合は、顧客の声IDを優先します。
該当する顧客の声IDおよび管理番号がない場合、新規登録は行われません。
▶ 商談情報
登録済の商談情報はCSVファイルを利用して一括更新することはできません。
一括読み込みの条件設定
| 項目名称 | 説明 |
|---|---|
| 納入機器情報 | 読み込みデータに存在しない納入機器情報が入力されていた場合の取込方法を設定します。 |
| 面談者 | 面談者がパーソン情報に存在しない場合の取込方法を設定します。 |
納入機器コードの重複チェックについて
存在しない納入機器情報を自動登録する場合、納入機器コードが重複しないか自動でチェックする機能があります。
以下のシステム設定画面で設定できます。
システム設定>Sales Force Assistantシリーズ>納入機器>重複チェック
商談情報のCSVファイルを読み込む際の他社面談者の入力例
他社面談者の入力内容は、顧客の重複チェックの設定内容によって異なります。
顧客の重複チェックが「顧客コード+除外コード」で、他社面談者「顧客名|顧客コード|TEL:氏名|パーソンコード」の場合、下図のようになります。

▶ フリーフォーム
一括読み込みの条件設定
| 項目名称 | 説明 |
|---|---|
| フリーフォーム | 読み込み対象のフリーフォームを設定します。 ※以下のCSVデータ読み込みの場合に表示されます。 フリーフォーム |
