スケジュール連携を使用するためには、事前に以下の項目を決定してください。
- NI Collabo 360・Sales Force Assistantシリーズのスケジュールを他システム(Google)カレンダーへ連携するか・・・【A】
⇒詳細については、「システム設定:スケジュール連携」を参照してください。 - 他システム(Google)カレンダーのスケジュールをNI Collabo 360・Sales Force Assistantシリーズへ連携するか・・・【B】
- 連携する場合
NI Collabo 360に取り込まれたスケジュールは「公開する/公開しない/個人ごとに決定させる」・・・【C】
- 連携する場合
※1と2の双方向の連携も可能です。
- スケジュール連携について、個人ごとの変更を許可するか・・・【D】
- 許可する場合
- GoogleカレンダーAPIを個人で設定
GoogleカレンダーAPIを個人で設定し、スケジュール連携も個人で設定する
・・・「GoogleカレンダーAPI:個人設定、スケジュール連携:個人設定 手順」を参照してください。 - GoogleカレンダーAPIを共通で設定
GoogleカレンダーAPIを共通で設定し、スケジュール連携は個人で設定する
・・・「GoogleカレンダーAPI:共通設定、スケジュール連携:個人設定 手順」を参照してください。
- GoogleカレンダーAPIを個人で設定
- 許可する場合
※許可しない場合、スケジュール連携設定はシステム管理者がまとめて設定/変更しなければなりません。
- スケジュール連携の設定は、まとめて設定するか
- まとめて設定する場合
- GoogleカレンダーAPIを個人で設定
GoogleカレンダーAPIを個人で設定し、スケジュール連携をまとめて設定する
・・・「GoogleカレンダーAPI:個人設定、スケジュール連携:まとめて設定 手順」を参照してください。 - GoogleカレンダーAPIを共通で設定
GoogleカレンダーAPIを共通で設定し、スケジュール連携をまとめて設定する
・・・「GoogleカレンダーAPI:共通設定、スケジュール連携:まとめて設定 手順」を参照してください。
- GoogleカレンダーAPIを個人で設定
- まとめて設定する場合
※設定しない場合、上記3(スケジュール連携を個人で設定/変更)を設定しなければなりません。
※A~Dは、システム設定「スケジュール連携」で設定します。
⇒「システム設定:スケジュール連携」を参照し、こちらより設定を始めてください。
設定の種類
連携機能を使用するためには、下記の設定が必要です。※の設定は必ず必要になります。
①の設定によって、設定しなければならない箇所が異なりますのでご注意ください。(詳細は、前頁を参照してください。)
※運用イメージは、次貢を参考にしてください。
- GoogleカレンダーAPI設定・・・※
- Google Developers Consoleで、GoogleカレンダーAPI利用の設定を行います。
⇒詳細は、「GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得」を参照してください。
- Googleカレンダー権限付与設定・・・※
- Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、選択したGoogleカレンダーへの権限付与設定を行います。
⇒詳細は、「Googleカレンダーへの権限付与」を参照してください。
- ①システム設定「スケジュール連携」
- スケジュール連携の全社的な利用について設定をします。
⇒詳細は、「システム設定:スケジュール連携」を参照してください。
- ②システム設定「社員」
- システム管理者が全社員のスケジュール連携の連携有無・連携設定をします。
⇒詳細は、「システム設定:社員」を参照してください。
- ③オプション設定「スケジュール連携設定」
- 各社員がスケジュール連携について設定をします。
※社員ごとにスケジュール連携の設定変更を許可されている場合
⇒詳細は、「オプション設定:スケジュール連携設定」を参照してください。
注意
- スケジュール連携における注意事項について
設定の際は、「スケジュール連携における注意事項」を参照しながら設定を行ってください。
GoogleカレンダーAPI:個人設定、スケジュール連携:個人設定 手順
運用イメージ
GoogleカレンダーAPI利用設定を含め、GoogleカレンダーとNI製品スケジュールとの連携まで全て個人(社員)で設定していただくイメージです。
GoogleカレンダーAPIを個人で設定し、スケジュール連携も個人で設定するためには以下の設定ステップで実施してください。

- Step1.GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得をする【個人(社員)】
- Google Developers Consoleで、GoogleカレンダーAPIの利用設定を行います。
⇒詳細は、「GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得」を参照してください。
- Step2.Googleカレンダーへの権限付与設定【個人(社員)】
- Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、選択したGoogleカレンダーへの権限付与設定を行います。
⇒詳細は、「Googleカレンダーへの権限付与設定」を参照してください。
- Step3.オプション設定「スケジュール連携設定」
- 各社員がスケジュール連携を設定します。
※社員ごとにスケジュール連携の設定変更を許可されている場合
オプション設定>スケジュール連携設定の認証設定で「個別に認証情報を設定する」を選択します。
⇒詳細は、「オプション設定:スケジュール連携設定」を参照してください。
GoogleカレンダーAPI:共通設定、スケジュール連携:個人設定 手順
運用イメージ
GoogleカレンダーAPI利用設定はシステム担当者で行い、GoogleカレンダーとNI製品スケジュールとの連携は個人(社員)で設定していただくイメージです。
GoogleカレンダーAPIを共通で設定し、スケジュール連携は個人で設定するためには以下の設定ステップで実施してください。

- Step1.GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得をする【共通】
- Google Developers Consoleで、GoogleカレンダーAPIの利用設定を行います。
※共通で使用するAPIの利用設定を行います。
⇒詳細は、「GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得」を参照してください。
- Step2.Googleカレンダーへの権限付与設定【個人(社員)】
- Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、選択したGoogleカレンダーへの権限付与設定をします。
※Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、Google API認証情報で作成したサービスアカウントの「メールアドレス」を個人(社員)ごとのGoogleカレンダーに設定を行います。
⇒詳細は、「Googleカレンダーへの権限付与設定」を参照してください。
- Step3.システム設定「スケジュール連携」
- システム管理者がスケジュール連携設定を行います。
システム設定>スケジュール連携の「共通認証情報」設定を行います。
⇒詳細は、「システム設定:スケジュール連携」を参照してください。
- Step4.オプション設定「スケジュール連携設定」
- 各社員がスケジュール連携を設定します。
※社員ごとにスケジュール連携の設定変更を許可されている場合
オプション設定>スケジュール連携設定の認証設定で「共通の認証情報を利用する」を選択します。
⇒詳細は、「オプション設定:スケジュール連携設定」を参照してください。
GoogleカレンダーAPI:個人設定、スケジュール連携:まとめて設定 手順
運用イメージ
GoogleカレンダーAPI利用設定は社員(個人)で行い、GoogleカレンダーとNI製品スケジュールとの連携はシステム担当者で連携を管理していただくイメージです。
GoogleカレンダーAPIを個人で設定し、スケジュール連携をまとめて設定するためには以下の設定ステップで実施してください。

- Step1.GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得をする【個人(社員)】
- Google Developers Consoleで、GoogleカレンダーAPIの利用設定を行います。
⇒詳細は、「GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得」を参照してください。
- Step2.Googleカレンダーへの権限付与設定【個人(社員)】
- Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、選択したGoogleカレンダーへの権限付与設定をします。
※Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、Google API認証情報で作成したサービスアカウントの「メールアドレス」を個人(社員)ごとのGoogleカレンダーに設定を行います。
⇒詳細は、「Googleカレンダーへの権限付与設定」を参照してください。
- Step3.システム設定:社員「スケジュール連携」
- システム管理者が全社員のスケジュール連携の連携有無・連携設定をします。
※個人で設定した、Google Developers Consoleサービスアカウントの「メールアドレス」、「連携キーファイル」、「GoogleカレンダーのカレンダーID」を個人(社員)より頂いてください。
システム設定>社員>スケジュール連携の認証設定を「個別に認証情報を設定する」を選択します。
⇒詳細は、「システム設定:社員」を参照してください。
GoogleカレンダーAPI:共通設定、スケジュール連携:まとめて設定 手順
運用イメージ
Googleカレンダーのアカウントは個人(社員)で管理していて、GoogleカレンダーAPI利用設定を含め、GoogleカレンダーとNI製品スケジュールとの連携まで全てシステム管理者で管理していただくイメージです。
GoogleカレンダーAPIを共通で設定し、スケジュール連携をまとめて設定するためには以下の設定ステップで実施してください。

- Step1.GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得をする【共通】
- Google Developers Consoleで、GoogleカレンダーAPIの利用設定を行います。
※共通で使用するAPIの利用設定を行います。
⇒詳細は、「GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得」を参照してください。
- Step2.Googleカレンダーへの権限付与設定【個人(社員)】
- Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、選択したGoogleカレンダーへの権限付与設定を行います。
※Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、Google API認証情報で作成したサービスアカウントの「メールアドレス」を個人(社員)ごとのGoogleカレンダーに設定します。
⇒詳細は、「Googleカレンダーへの権限付与設定」を参照してください。
- Step3.システム設定「スケジュール連携」
- システム管理者がスケジュール連携設定を行います。
システム設定>スケジュール連携の「共通認証情報」の設定をします。
⇒詳細は、「システム設定:スケジュール連携」を参照してください。
- Step4.システム設定:社員「スケジュール連携」
- システム管理者が全社員のスケジュール連携の連携有無・連携設定を行います。
システム設定>社員>スケジュール連携の認証設定を「共通の認証情報を利用する」を選択します。
⇒詳細は、「システム設定:社員」を参照してください。
システム設定:スケジュール連携
スケジュール連携の全社的な利用について設定します。
注意
- スケジュール連携に必要な条件について
Googleカレンダーに連携するためには、製品がインストールされているサーバーから、443ポートを通じてhttps://www.google.comへアクセス可能な環境が必要です。社内のご担当者あるいはネットワーク業者へご確認ください。 - カレンダーのデフォルト値が選択されている場合
カレンダーが一般公開になっていると、登録されたスケジュールも全て一般公開される為、ご注意ください。一般公開されたスケジュールはGoogleウェブ検索や、Googleカレンダーの検索結果に表示されます。
- システム設定の「運用管理」タブより「スケジュール連携」の「基本設定」を選択します。
⇒「スケジュール連携/基本設定」画面が表示されます。 - 必要事項を設定し、最後に「保存」ボタンをクリックします。

該当項目 | 項目名称 | 説明 |
---|---|---|
スケジュール連携 | 他システム(Google)カレンダーとのスケジュール連携機能を利用するかどうか選択します。 | |
連携サービス | 連携するサービスを選択します。 | |
D | 個人ごとの設定変更許可 | 社員ごとに連携設定を行うことを許可するかしないかを選択します。 「許可する」場合 オプション設定>スケジュールに「スケジュール連携設定」が追加されます。 ⇒詳細は、「オプション設定:スケジュール連携設定」を参照してください。 「許可しない」場合 システム設定画面から、利用社員分の連携メールアドレス等を設定します。 ⇒詳細は、「システム設定:社員」を参照してください。 |
A | 連携サービスへの登録 | Sales Force Assistantシリーズ、NI Collabo 360のスケジュールを、他システム(Google)カレンダーに登録するかどうか選択します。 |
B | 連携サービスからの取り込み | 他システム(Google)カレンダーのスケジュールを、Sales Force Assistantシリーズ、NI Collabo 360に取り込むかどうか選択します。 |
取り込み間隔 | 他システム(Google)カレンダーからの取り込み間隔を選択します。(30、60、90、120、150、180、210、240分から選択) ※「カレンダーからの取り込み」が「取り込む」を選択した場合の設定です。 | |
C | スケジュールの公開(NI Collabo 360) | 他システム(Google)カレンダーから取り込まれたスケジュールを公開するかどうかを選択します。 ※「連携サービスからの取り込み」が「取り込む」を選択した場合の設定です。 ※Sales Force Assistantライセンスのみご利用の社員の場合、常に非公開となります。 「公開する」場合 閲覧制限なしで取り込まれます。 「公開しない」場合 本人のみ閲覧可能な状態で取り込まれます。 「個人設定」の場合 オプション設定「スケジュール連携設定」に、「公開設定」が追加され、各社員が自由に選択することができます。 [NI Collabo 360オプション設定画面] ![]() |
C | スケジュールの公開(Googleカレンダー) | 他システム(Google)カレンダーに取り込まれたスケジュールの公開設定を変更できます。スケジュールの公開設定が「限定公開」から「カレンダーのデフォルト値」に変更して保存された場合のみ、以下の問い合わせが発生します。![]() 「限定公開」から「カレンダーのデフォルト値」に設定する場合は、「OK」を選択します。設定を変更しない場合は、「キャンセル」を選択します。 ※スケジュールの公開設定はGoogleカレンダースケジュールの以下設定に作用します。 ![]() 「カレンダーのデフォルト値」を選択している場合 NI Collabo 360からGoogleへ登録されるスケジュールに対して、カレンダーのデフォルト値が選択された状態となるよう、送信時にGoogle側公開設定を行わない状態でスケジュールを送信します。登録・更新されたスケジュールは以下の状態となります。 新規登録時は「カレンダーのデフォルト値」が選択された状態のスケジュールとして登録されます。更新時は、更新前の状態を維持します。(更新でカレンダーのデフォルト値にする事はありません) 「限定公開」を選択している場合 NI Collabo 360からGoogleへ登録・更新されるスケジュールに対して、限定公開が選択された状態となるよう、送信時にGoogle側公開設定をプライベート(限定公開)を指定した状態でスケジュールを送信します。登録・更新されたスケジュールは、以下の状態となります。 新規登録時は「限定公開」が選択された状態のスケジュールとして登録されます。更新時も、更新前の状態を問わず「限定公開」が選択された状態のスケジュールとして更新されます。 |
共通認証情報 | Googleスケジュール連携で、共通利用するGoogle APIへの認証情報を指定します。 連携メールアドレス Google Developers Consoleサービスアカウントのメールアドレスを指定します。 連携キーファイル Google Developers Consoleサービスアカウントのキーファイルを選択します。 [NI Collabo 360オプション設定画面] ![]() |
GoogleカレンダーAPIの有効化と認証情報の取得
Google Developers Consoleで、GoogleカレンダーAPI利用の設定を行います。
※Google Developers Consoleでのプロジェクト作成は、最新のブラウザ以外うまく動作しない場合があります。その際は、Google Chromeで作成をお願いします。
プロジェクトの作成
- 下記のアドレスからGoogle Developers Consoleにアクセスして、Googleアカウントにログインします。
Google Developers Console『 https://console.cloud.google.com/apis/dashboard?hl=ja 』
⇒「Google apis」画面が表示されます。 - メニューの「有効なAPIとサービス」をクリックし「プロジェクトを作成」をクリックします。
- プロジェクト名を入力し「作成」ボタンをクリックします。
⇒ プロジェクトが作成され、「有効なAPIとサービス」の画面が表示されます。
Calendar APIの有効化と認証情報の作成
- 「APIとサービス」画面のダッシュボードにて、「APIとサービスの有効化」ボタンをクリックします。
⇒「APIライブラリ」画面が表示されます。 - 「APIライブラリ」画面の『Google Workspace』の『Google Calendar API』を選択します。
⇒「Google Calendar API」画面が表示されます。 - 「Google Calendar API」画面の「有効にする」ボタンをクリックします。
- 「Google Calendar API」画面の「認証情報を作成」ボタンをクリックします。
Google API認証情報の追加
- 以下を設定し「次へ」ボタンをクリックします。
- APIを選択 : Google Calendar API
- アクセスするデータの種類 : アプリケーションデータ
- Compute Engine・・・ : いいえ、使用していません。
- 以下を設定し「作成して続行」ボタンをクリックします。
- サービスアカウント名 : 半角英数文字で任意の名称を入力
- サービスアカウントID : 半角英数文字で任意の名称を入力
- 画面が開いたら、「続行」ボタンをクリックします。
- 画面が開いたら、「完了」ボタンをクリックします。
- サービスアカウントのメールをクリックします。
このメールは弊社製品にて「連携メールアドレス」に利用します。
補足
- メールは弊社製品にて「連携メールアドレス」に利用しますので控えておいてください。
- 「キー」を選択します。
次に、「鍵を追加」ボタンから「新しい鍵を作成」をクリックします。 - 「P12」を選択し、「作成」ボタンをクリックします。
補足
- 秘密鍵の作成で「サービスアカウント キーの作成が無効になっています」とエラーが出る場合、組織ポリシー管理者で、iam.disableServiceAccountKeyCreation制約の無効化が必要です。
次ページ補足の「iam.disableServiceAccountKeyCreation無効化」を実施後に、再度キーの作成操作を実施してください。
- 認証用キーファイルがダウンロードを確認したら「閉じる」ボタンをクリックします。
作成された認証用キーファイルをダウンロードします。
※このファイルはNI製品のGoogleのスケジュール連携設定に利用しますので、分かりやすい場所に保存してください。
補足
- 秘密鍵のパスワードはGoogleのスケジュール連携には使用しません。
- iam.disableServiceAccountKeyCreation無効化
- IAMと管理のIAM画面を表示し、操作者の鉛筆アイコンをクリックします。
- 「+別のロールを追加」をクリックします。
- フィルタに「組織ポリシー管理者」と入力し検索された行をクリックします。
- 「保存」ボタンをクリックします。
- IAMと管理の組織ポリシー画面を表示し、フィルタに「disableServiceAccountKeyCreation」と入力して表示された名前をクリックします。
- 「ポリシーを管理」をクリックし、ポリシー編集画面を開きます。
- 「親のポリシーをオーバーライドする」を選択し、「ルールの追加」をクリックします。
- 「オフ」を選択後、完了をクリックし、「ポリシーを設定」をクリックします。
Googleカレンダーへの権限付与設定
Googleカレンダーにアクセスし、カレンダーの設定を変更する
- Googleカレンダーを開き、共有したいマイカレンダーの「設定と共有」をクリックします。
- 「ユーザーを追加」ボタンをクリックします。
- Google API認証情報で作成したサービスアカウントから指定のカレンダーがアクセスできるように、選択したGoogleカレンダーへの権限付与設定をします。
- 「カレンダーのアドレス」の「カレンダーID」はNI製品の「連携先カレンダー」として利用します。
システム設定:社員
システム設定メニューから、スケジュール連携の連携有無・連携設定を社員ごとに行います。
連携情報を登録する
補足
- システム管理者が一括設定する場合、各社員の連携の有無、認証設定、連携メールアドレス/連携キーファイル/連携カレンダーはこの画面より設定します。
- 社員情報データの登録・更新は、以下の設定箇所よりCSVファイルで一括処理することもできます。
⇒使い方については、システム設定マニュアル「基本設定」の「社員」を参照してください。
注意
- 連携開始時の連携情報について
製品とGoogleカレンダーを連携させた場合、連携がONになった時点からの情報がGoogleへ送信されます。反対に、Googleカレンダーの情報は前月月初以降に登録・更新されたスケジュール情報が製品へ送信されます。 - 設定の際、以下の注意事項も併せて確認してください。
⇒詳細は、「スケジュール連携における注意事項」を参照してください。
- システム設定の「基本設定」タブより「社員」の「社員一覧」を選択します。
⇒「社員/社員一覧」画面が表示されます。 - スケジュール連携する社員を選択します。
⇒編集画面が表示されます。 - 「スケジュール連携」項目にて、必要事項を入力し最後に「保存」ボタンをクリックします。
- 次に、正しく連携されているかどうか確認します。
「運用管理」タブより「スケジュール連携」の「ログ」を選択します。
⇒「スケジュール連携/ログ」画面が表示されます。 - 一覧画面にエラーログが表示されていないか確認します。
エラーが表示されている場合は、その内容に従って設定をご確認ください。
※エラー内容の具体例については、「トラブルシューティング」を参照してください。
[システム設定>社員情報画面]

※連携メールアドレス/連携先カレンダーの貼り付けの際、前後に空白が入っているとエラーが出ます。貼り付け後、確認をお願いします。
項目名称 | ||
---|---|---|
スケジュール連携 | スケジュール連携機能を利用する場合、以下の項目を設定してください。 ※この設定を有効にするためには、運用管理>スケジュール連携>基本設定のスケジュール連携項目を「連携する」に設定する必要があります。 | |
スケジュール連携 | 社員毎の連携状態を設定します。 ※「使用禁止」について 個人ごとの連携設定の変更が許可されている場合、特定の社員のみ使用を禁止する設定です。この設定により、個人ごとの設定許可も禁止されるため使用不可となります。 | |
認証設定 | 個別に認証情報を設定するか、システム設定>スケジュール連携で設定した共通の認証情報を利用するかを選択します。 ※共通の認証情報を選択した場合、共有の情報を利用するため、連携メールアドレスと連携キーファイルの項目が非表示になります。 | |
連携メールアドレス | Google Developers Consoleサービスアカウントのメールアドレスを指定します。 ※共通の認証情報を利用した場合は入力の必要はありません。 ![]() | |
連携キーファイル | Google Developers Consoleサービスアカウントのキーファイルを選択します。 ※共通の認証情報を利用した場合は選択する必要はありません。 | |
連携先カレンダー | 連携したいGoogleカレンダーのカレンダーIDを入力します。![]() |
オプション設定:スケジュール連携設定
各社員が個別にスケジュール連携について設定します。
補足
- システム設定「スケジュール連携」の「個人ごとの設定変更許可」を「許可しない」場合、この画面は非表示となります。
注意
- 連携開始時の連携情報について
製品とGoogleカレンダーを連携させた場合、連携がONになった時点からの情報がGoogleへ送信されます。反対に、Googleカレンダーの情報は前月月初からのスケジュール情報が製品へ送信されます。
※NI Collabo 360・Sales Force Assistantシリーズの連携開始前の情報がGoogle側へ自動で送信される事はありません。連携設定以降に登録・更新を行った情報がGoogle側へ送信されます。 - 設定の際、以下の注意事項も併せて確認してください。
⇒詳細は、「スケジュール連携における注意事項」を参照してください。
個人ごとに設定する(NI Collabo 360)
- 画面下方の「オプション設定」をクリックします。
⇒オプション設定画面が開きます。 - オプション設定メニューから「スケジュール」の「スケジュール連携設定」を選択します。
- 「スケジュール連携設定」を「連携する」をチェックします。
⇒設定項目が下側へ追加されます。 - 「認証設定」「連携メールアドレス」「連携キーファイル」「連携先カレンダー」を入力し、「連携確認」ボタンをクリックします。
⇒連携先カレンダーに連携するカレンダーが表示されます。
※エラーメッセージが表示された場合、「トラブルシューティング」を参照してください。 - その他必要事項を入力し、最後に「保存」ボタンをクリックします。
※連携メールアドレス/連携先カレンダーの貼り付けの際、前後に空白が入っているとエラーが出ます。貼り付け後、確認をお願いします。
項目名称 | 説明 |
---|---|
スケジュール連携設定 | 他システム(Google)カレンダーとスケジュール連携するかどうか選択します。 連携する場合、設定項目が下側に表示されます。 |
公開設定 | 他システム(Google)カレンダーから取り込まれたスケジュールを公開するかどうかを選択します。 |
認証設定 | 個別に認証情報を設定するか、システム設定で設定した共通の認証情報を利用するかを選択します。 ※共通の認証情報を選択した場合、共有の情報を利用するため、連携メールアドレスと連携キーファイルの項目が非表示になります。 |
連携メールアドレス | Google Developers Consoleサービスアカウントのメールアドレスを指定します。 ※共通の認証情報を利用した場合は入力の必要はありません。 ![]() |
連携キーファイル | Google Developers Consoleサービスアカウントのキーファイルを選択します。 ※共通の認証情報を利用した場合はファイルを選択する必要はありません。 |
連携先カレンダー | 連携したいGoogleカレンダーのカレンダーIDを入力します。![]() |
補足
- 以下の項目はSales Force Assistantシリーズを導入し、製品を利用できる社員のみ利用できる項目です。
- Sales Force Assistantシリーズ側で同様の設定ができます。
⇒設定項目の詳細は、「個人ごとに設定する(Sales Force Assistant シリーズ)」を参照してください。

個人ごとに設定する(Sales Force Assistantシリーズ)
- 左メニューより「オプション設定」を選択します。
⇒オプション設定画面が開きます。 - オプション設定メニューから「スケジュール連携設定」を選択します。
- 「スケジュール連携設定」を「連携する」にチェックします。
⇒設定項目が下側へ追加されます。 - 「認証設定」「連携メールアドレス」「連携キーファイル」「連携先カレンダー」を入力し、「連携確認」ボタンをクリックします。
⇒連携先カレンダーに連携するカレンダーが表示されます。
※エラーメッセージが表示された場合、「トラブルシューティング」を参照してください。 - その他必要事項を入力し、最後に「保存」ボタンをクリックします。
※連携メールアドレス/連携先カレンダーの貼り付けの際、前後に空白が入っているとエラーが出ます。貼り付け後、確認をお願いします。
項目名称 | 説明 |
---|---|
スケジュール連携設定 | 他システム(Google)カレンダーとスケジュール連携するかどうか選択します。 |
公開設定 | 他システム(Google)カレンダーから取り込まれたスケジュールを公開するかどうかを選択します。 |
認証設定 | 個別に認証情報を設定するか、システム設定で設定した共通の認証情報を利用するかを選択します。 ※共通の認証情報を選択した場合、共有の情報を利用するため、連携メールアドレスと連携キーファイルの項目が非表示になります。 |
連携メールアドレス | Google Developers Consoleサービスアカウントのメールアドレスを指定します。 ※共通の認証情報を利用した場合は入力の必要はありません。 ![]() |
連携キーファイル | Google Developers Consoleサービスアカウントのキーファイルを選択します。 ※共通の認証情報を利用した場合はファイルを選択する必要はありません。 |
連携先カレンダー | 連携したいGoogleカレンダーのカレンダーIDを入力します。![]() |

項目名称 | 説明 |
---|---|
商談予定・業務予定連携設定 | 他システム(Google)カレンダーに商談予定・業務予定を連携するかどうか選択します。連携する場合、連携対象外の情報について以下の項目を設定します。 |
商談情報連携設定 | 連携対象外にする商談情報「商談目的」(訪問件数カウント分)を選択します。 |
商談情報連携設定(訪問件数としてカウントしないもの) | 連携対象外とする商談情報「商談目的」(訪問件数カウント外)を選択します。 |
業務情報連携設定 | 連携対象外とする業務情報「業務名」を選択します。 |
補足
- 「実績」の商談・業務はスケジュール連携の対象外です。
なお、「予定」が「実績」となったスケジュールも連携対象外となります。
スケジュール連携における注意事項
他システムカレンダー(Googleカレンダー)と連携する際の注意事項は、以下の通りです。
項目 | 説明 |
---|---|
Google共有カレンダーについて | NI Collabo 360、Sales Force Assistantシリーズの連携先カレンダーに設定するGoogleカレンダーは社員毎に違うカレンダーを設定してください。 Googleのカレンダーを共有している場合、異なるアカウントでも同じカレンダーを共有する事が可能ですが、NI Collabo 360、Sales Force Assistantシリーズの連携先カレンダーに設定するGoogleカレンダーは社員毎に違うカレンダーを設定してください。 複数の社員が同じカレンダーを設定すると、同期が正常に行われなくなります。 ※Googleカレンダーを共有していない場合は、上記の問題は発生しません。 |
Google側で登録したスケジュールの取り消しについて | Googleカレンダーでスケジュールを登録した後、登録直後は「取り消し」が可能となります。 スケジュールの登録と取り消しの間にNI Collabo 360、Sales Force Assistantシリーズとの連携処理が発生した場合、件名や内容のないスケジュールが取り込まれる可能性があります。 極力、登録直後の「取り消し」は行わず、不要なスケジュールは「削除」してください。 ※NI Collabo 360をお使いのお客様は、NI Collabo 360側で不要スケジュールの削除が行えます。 ※日報製品のみをお使いのお客様は、NI Collabo 360、Sales Force Assistantシリーズ側には削除機能がないため、不要スケジュールが残り続けます。 ※まれに登録した後に削除を行った場合にも同じ状況が発生する可能性があります。 |
標準以外のカレンダーを選択する場合1 | Googleカレンダーではカレンダーを複数共有する事ができ、NI Collabo 360、SalesForce Assistantシリーズ側では連携するカレンダーを共有しているカレンダーから、一つ指定する必要があります。 Googleカレンダーの詳細画面に表示されているカレンダーIDを入力してください。 社員情報、個人のオプション設定の両方から連携先カレンダーの入力が可能です。 共有している複数のカレンダーがあり、カレンダーの指定が無い場合は連携エラーとなります。 |
標準以外のカレンダーを選択する場合2 | NI Collabo 360、Sales Force Assistantシリーズと連携する連携先カレンダーを変更する場合、変更したカレンダーの前月月初までの期間を同期します。 そのため、連携先カレンダーを変更した場合、スケジュールが重複する可能性があります。 重複したスケジュールはNI Collabo 360、又はGoogleカレンダーにて削除してください。 ※連携先カレンダーの変更は社員情報と個人オプション設定から可能です。 ※前月月初までの期間を同期する処理は、オプション設定でのみ実行されます。 |
Googleカレンダーのカレンダー追加時の問題 | Googleカレンダーでカレンダーを追加した際、国名「日本」、タイムゾーン「東京」になっていても、正常に保存されない現象が確認されています。 タイムゾーンが正常に日本以外に設定されている場合、NI Collabo 360、日報製品から登録したスケジュールの時間がずれる可能性があります。 カレンダーを追加した場合は、必ず設定を開いて、国名「日本」、タイムゾーン「東京」に設定されている事を確認してください。 設定が正しくない場合は、選択しなおして保存してください。 ※メイン画面のマイカレンダー下部の追加リンクよりカレンダーを追加した場合に上記現象が確認されております。 ※2010年11月現在の情報であるため、Google側で対処されている可能性もあります。 |
GoogleカレンダーとInternet Explorer(IE)の問題 | NI Collabo 360のスケジュールに半角「&<>」を設定した場合、又はSFAの商談情報等のリンクが含まれるスケジュールをIEで表示した場合、スケジュールの内容が改行されていないように表示されます。 ※2010年11月現在の情報であるため、Google側で対処されている可能性もあります。 |
Googleで定期スケジュールの先頭のスケジュールを削除した場合の動作 | Sales Force Assistantシリーズでは、Googleへのリンクを表示していますが、Googleで定期スケジュールを登録したあと、先頭の日付のスケジュールを個別に削除した場合は、リンク先のスケジュールが削除されるため、Googleで該当の日付を開く事ができません。 |
Googleにスケジュールが2重登録される問題 | 送受信が頻繁に発生すると、Googleカレンダーにスケジュールが2重で登録される可能性があります。 主にGoogleサイトが重たくなった場合に発生する現象です、2重登録されたスケジュールは、NI Collabo 360、Sales Force Assistantシリーズ側で内容を変更していただくと、片方だけ連携され変更されますので、変更されなかったほうのスケジュールは削除してください。 ※2010年11月現在の情報であるため、Google側で対処されている可能性もあります。 |
他社製品とのスケジュール連携について | 他社製品とのスケジュール連携については、サポート対象外となります。 Googleカレンダーに対して他社製品機能により操作されたスケジュールは、スケジュール情報のフォーマット、状態、操作されたタイミングにより、正常にNI製品へ取り込めない場合があります。 |
プロキシサーバー経由の外部接続について | Googleカレンダーとの通信を行う際、認証の必要なプロキシサーバー経由の通信には対応しておりません。 Googleカレンダーとの連携を行うためには、NI製品のWEBサーバーからGoogleへの通信が必要となります。 プロキシサーバーを経由しないと外部への通信が行えない場合、認証の不要なプロキシサーバーであれば、システム設定>運用管理>アップデート>プロキシに、アドレスとポート番号を指定す る事で通信が可能となります。 しかし、プロキシサーバーに認証(ユーザー名とパスワード)が必要な場合は、非対応となりますので、プロキシサーバーを経由しない通信、又は、認証の不要なプロキシサーバーの環境をご用意ください。 |
サーバー時刻のズレについて | Google連携を行う上で、サーバー時刻のズレは正常にスケジュールが同期できなくなる問題の原因となります。 30秒以上のズレがある場合、NI製品側とGoogle側の同期済みスケジュールの更新が正常に行えなくなる可能性が発生します。 最後に更新された情報を最新として反映しますが、サーバー時刻のズレによって、正常な判断が出来なくなります。 55分以上のズレがある場合、Googleサーバーへの接続が出来なくなり、連携が完全に停止します。 時刻のズレが55分以上の場合は、Google側で認証がエラーになりますので、すぐにサーバー時刻を補正してください。 |
API利用制限について | Googleのアカウント、又はご契約のGoogleAppsにより、一日のAPI利用回数が制限されています。 フリーのGoogleアカウントの場合、回数制限に掛からないよう調整してありますが、GoogleAppsの場合は、ご契約毎に設定が異なりますので、APIの利用率を確認して制限に掛からないよう調整してください。 ※フリーのGoogleアカウントの場合の回数制限は、今後、Google側により変更される可能性があり、NI製品はその回数制限に合わせて調整されます。 |
Googleから取得できる日時範囲について | 2037年を超える日時の指定が可能です。 |