連携機能を使用するためには

スケジュール連携を使用するためには、事前に以下の項目を決定してください。

1. Sales Force AssistantシリーズのスケジュールをMicrosoft 365予定表へ連携するか・・・【A】

⇒詳細については、「システム設定：スケジュール連携」を参照してください。
※NI Collabo 360のスケジュールをMicrosoft 365予定表に連携することはできません。

2. Microsoft 365予定表をNI Collabo 360・Sales Force Assistantシリーズへ連携するか・・・【B】
   • 連携する場合
     NI Collabo 360に取り込まれたスケジュールは「公開する/公開しない/個人ごとに決定させる」・・・【C】

3. スケジュール連携について、個人ごとの変更を許可するか・・・【D】
   • 許可する場合
     • APIを共通で設定し、スケジュール連携を個人で設定する
       「API：共通設定、スケジュール連携：個人設定 手順」を参照してください。
   • 許可しない場合
     • APIを共通で設定し、スケジュール連携をまとめて設定する
       「API：共通設定、スケジュール連携：まとめて設定 手順」を参照してください。

※許可しない場合、スケジュール連携設定はシステム管理者がまとめて設定/変更しなければなりません。
※Ａ～Cは、システム設定「スケジュール連携」で設定を行います。

⇒「システム設定：スケジュール連携」を参照し、こちらより設定を始めてください。

設定の種類

連携機能を使用するためには、下記の設定が必要です。
②の設定によって、設定しなければならない箇所が異なりますのでご注意ください。（詳細は、前頁を参照してください。）

※運用イメージは、次貢を参考にしてください。

API：共通設定、スケジュール連携：個人設定 手順

APIを共通で設定し、スケジュール連携は個人で設定するためには、以下の設定ステップで実施してください。

API：共通設定、スケジュール連携：まとめて設定 手順

APIを共通で設定し、スケジュール連携をまとめて設定するためには、以下の設定ステップで実施してください。

Graph REST APIの有効化と認証情報の取得

Microsoft Entra IDで、Graph REST APIの利用設定を行います。

Microsoft Entra IDへのサインイン

1. 下記のアドレスからMicrosoft 365管理センターに管理者ユーザーでサインインします。
   Microsoft 365管理センター『https://admin.microsoft.com/Adminportal/』
   ⇒Microsoft 365管理センターのホーム画面が表示されます。
2. 画面左メニュー「すべてを表示」＞「ID」をクリックします。
   ⇒Microsoft Entra管理センターのMicrosoft Entraテナント概要画面が表示されます。
   

Microsoft Entraアプリケーションの登録

1. 画面左メニュー「アプリケーション」＞「アプリの登録」＞「新規登録」をクリックします。
   ⇒アプリケーションの登録画面が表示されます。
   
2. 以下の入力を行い、アプリケーションの登録を行います。
   
   ⇒Microsoft Entraアプリケーションが登録されます。
3. APIへのアクセス許可の設定を行います。
   (ア) 作成したアプリケーションの「APIのアクセス許可」＞「アクセス許可の追加」をクリックします。
   
   
   (イ) 画面上のタグから「所属する組織で使用しているAPI」＞「Microsoft Graph」をクリックします。
   
   
   (ウ) 「アプリケーションの許可」＞「Calendars.ReadWrite」＞「アクセス許可の追加」をクリックします。
   
   
   (エ) 「APIのアクセス許可」画面にて「管理者の同意を与えます」をクリックします。
   
   
   (オ) 確認のダイアログが出た場合、「はい」をクリックします。
   
   
   (カ) アクセス許可の付与が成功すると画面上に以下のメッセージが表示されます。
   

クライアントシークレットの作成

登録したアプリケーションに「スケジュール連携を設定する(Graph REST API)」に必要なクライアントシークレットを作成します。

1. 作成したアプリケーションの「証明書とシークレット」＞「新しいクライアントシークレット」をクリックします。
   
2. 任意の説明を入力し、有効期限の選択を行い、「追加」をクリックします。
   
3. 表示される「値」をコピーします。
   

認証情報の取得

登録したアプリケーションから「システム設定：スケジュール連携」に必要な情報を取得します。

1. クライアントIDを取得します。
   作成したアプリケーションの「概要」をクリックします。画面右に表示されるアプリケーション(クライアントID)の項目を確認してください。（「スケジュール連携を設定する(Graph REST API)」で使用します。）
2. OAuth 2.0トークン エンドポイントを取得します。
   作成したアプリケーションの「概要」＞「エンドポイント」をクリックします。「OAuth 2.0 トークンエンドポイント(v1)」を確認してください。（「スケジュール連携を設定する(Graph REST API)」で使用します。）
   
   ※「OAuth 2.0 トークンエンドポイント(v2)」は使用しません。
   
   
   

Outlook REST APIの有効化と認証情報の取得

Microsoft Entra IDで、Outlook REST APIの利用設定を行います。

Microsoft Entra IDへのサインイン

1. 下記のアドレスからMicrosoft 365管理センターに管理者ユーザーでサインインします。
   Microsoft 365管理センター『https://admin.microsoft.com/Adminportal/』
   ⇒Microsoft 365管理センターのホーム画面が表示されます。
2. 画面左メニュー「すべてを表示」＞「ID」をクリックします。
   ⇒Microsoft Entra管理センターのMicrosoft Entraテナント概要画面が表示されます。
   

Microsoft Entraアプリケーションの登録

1. 画面左メニュー「アプリケーション」＞「アプリの登録」＞「新規登録」をクリックします。
   ⇒アプリケーションの登録画面が表示されます。
   
2. 以下の入力を行い、アプリケーションの登録を行います。
   
   ⇒Microsoft Entraアプリケーションが登録されます。
3. APIへのアクセス許可の設定を行います。
   (ア) 作成したアプリケーションの「APIのアクセス許可」＞「アクセス許可の追加」をクリックします。
   
   
   (イ) 画面上のタグから「所属する組織で使用しているAPI」＞「Office 365 Exchange Online」をクリックします。
   
   
   (ウ) 「アプリケーションの許可」＞「Calendars.ReadWrite.All」＞「アクセス許可の追加」をクリックします。
   
   
   (エ) 「APIのアクセス許可」画面にて「管理者の同意を与えます」をクリックします。
   
   
   (オ) 確認のダイアログが出た場合、「はい」をクリックします。
   
   
   (カ) アクセス許可の付与が成功すると画面上に以下のメッセージが表示されます。
   

証明書の作成とMicrosoft Entraアプリケーションへの反映

1. スケジュール連携機能は証明書ベースの認証を用います。
   このため第三者認証機関が承認した証明書ファイル(.cerまたは.crt)を準備します。
   Microsoft 365をお客様独自ドメインでご利用の場合は、設定されたドメインの公開証明書ファイルを準備してください。
2. 公開証明書ファイルをPKCS#12（.pfx）形式でエクスポートします。
   詳細は認証局の設定手順に従ってください。
   一般的なエクスポート方法は、OpenSSLコマンドを使用する方法です。
   OpenSSLコマンドについては、以下のサイトでも紹介されていますので参考にしてください。
   PFXへの証明書のエクスポート
   『https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/configure-ssl-certificate#export-certificate-to-pfxr』
3. Windows PowerShellで公開証明書ファイルから、設定に必要な値を抽出します。
   
   (ア) Windows PowerShellをインストールする。
   
   ※OSがWindows 10以降のPCには初期状態でインストールされていますので、作業不要です。
   下記URLに従い、Windows Management Framework Coreパッケージをダウンロードし、インストーラーを実行します。
   『https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/scripting/install/installing-powershell-core-on-windows?view=powershell-7.1』
   
   (イ) スタートメニューよりWindows PowerShellを起動します。
   「スタート」＞「すべてのプログラム」＞「アクセサリ」＞「Windows PowerShell」＞「Windows PowerShell」
   
   (ウ) 下記コマンドをコピーし、PowerShellに右クリックでペーストします。
   
   ※赤字の部分を適宜修正してください。
   
   cd “作業フォルダのパス“
   $cer = New-Object System.Security.Cryptography.X509Certificates.X509Certificate2
   $cer.Import(“証明書ファイル（.creまたは.crt）の絶対パス“)
   $bin = $cer.GetRawCertData()
   $base64Value = [System.Convert]::ToBase64String($bin)
   $bin = $cer.GetCertHash()
   $base64Thumbprint = [System.Convert]::ToBase64String($bin)
   $keyid = [System.Guid]::NewGuid().ToString()
   echo $base64Value > base64Value.txt
   echo $base64Thumbprint > base64Thumbprint.txt
   echo $keyid > keyid.txt
   
   ⇒作業フォルダに3つのテキストファイル「base64Value.txt」、「base64Thumbprint.txt」、「keyid.txt」が出力されます。
4. Microsoft Entraアプリケーションのマニフェストファイルの編集を行います。
   (ア) 作成したアプリケーションの「マニフェスト」をクリックします。
   
   
   (イ) エディターの空のKeyCredentialsプロパティを次の内容に置き換えます。
   
   変更前
   “keyCredentials”: [],
   
   変更後(※赤字部分に、前項で出力したテキストファイルの内容を反映してください。)
   “keyCredentials”: [
   　{
   　　”customKeyIdentifier”: “base64Thumbprint.txtの内容“,
   　　”keyId”: “keyid.txtの内容“,
   　　”type”: “AsymmetricX509Cert”,
   　　”usage”: “Verify”,
   　　”value”: “base64Value.txtの内容“
   　}
   ],
   
   (ウ) 変更が完了したら保存ボタンをクリックします。保存に成功すると画面上に以下のメッセージが表示されます。
   

認証情報の取得

登録したアプリケーションから「システム設定：スケジュール連携」に必要な情報を取得します。

1. クライアントIDを取得します。
   作成したアプリケーションの「概要」をクリックします。画面右に表示されるアプリケーション(クライアントID)の項目を確認してください。（「スケジュール連携を設定する(Outlook REST API)」で使用します。）
2. OAuth 2.0トークン エンドポイントを取得します。
   作成したアプリケーションの「概要」＞「エンドポイント」をクリックします。「OAuth 2.0 トークンエンドポイント(v1)」を確認してください。（「スケジュール連携を設定する(Outlook REST API)」で使用します。）
   
   ※「OAuth 2.0 トークンエンドポイント(v2)」は使用しません。
   
   
   

システム設定：スケジュール連携設定

スケジュール連携の全社的な利用について設定を行います。

Microsoft Entra IDで有効化したAPIによって設定が異なります。
Graph REST APIの場合、「スケジュール連携を設定する(Graph REST API)」を参照してください。
Outlook REST APIの場合、「スケジュール連携を設定する(Outlook REST API)」を参照してください。

■Graph REST APIでスケジュール連携を設定する

1. システム設定の「運用管理」タブより「スケジュール連携」の「基本設定」を選択します。
   ⇒「スケジュール連携／基本設定」画面が表示されます。
2. 必要事項を設定し、最後に「保存」ボタンをクリックします。
   

該当項目	項目名称	説明
	スケジュール連携	Microsoft 365予定表とのスケジュール連携機能を利用するかしないか選択します。
	連携サービス	連携するサービスを選択します。
	API	「Graph REST API」を選択します。 ※「連携サービス」に「Microsoft 365(Exchange Online)」を選択した場合の設定です。
D	個人ごとの連携設定の変更許可	社員ごとに連携設定を行うことを許可するかしないかを選択します。 「許可する」場合 「オプション設定」＞「スケジュール」メニューに「スケジュール連携設定」が追加されます。 ⇒詳細は、「オプション設定：スケジュール連携設定」を参照してください。 「許可しない」場合 システム設定画面から、利用社員分の連携ユーザーID等を指定します。 ⇒詳細は、「システム設定：社員」を参照してください。
Ａ	連携サービスへの登録	Sales Force Assistantシリーズのスケジュールを、Microsoft 365予定表に登録するかしないか選択します。
B	連携サービスからの取り込み	Microsoft 365予定表のスケジュールを、Sales Force Assistant シリーズ、NI Collabo 360に取り込むかどうか選択します。
B	取り込み間隔	Microsoft 365予定表からの取り込み間隔を選択します。（30、60、90、120、150、180、210、240分から選択） ※「連携サービスからの取り込み」に「使用する」を選択した場合の設定です。
B	取り込み期間	Microsoft 365予定表から取り込むスケジュールの期間を選択します。（1、3、6、12、24ヶ月から選択） ※「連携サービスからの取り込み」に「使用する」を選択した場合の設定です。
C	スケジュールの公開（NICollabo 360）	Microsoft 365予定表から取り込まれたスケジュールを公開するかどうかを選択します。 ※「連携サービスからの取り込み」に「使用する」を選択した場合の設定です。 ※Sales Force Assistantライセンスのみご利用の社員の場合、常に非公開となります。 「公開する」場合 閲覧制限なしで取り込まれます。 「公開しない」場合 本人のみ閲覧可能な状態で取り込まれます。 「個人設定」の場合 オプション設定「スケジュール連携設定」に、「公開設定」が追加され、各社員が自由に選択することができます。 [NI Collabo 360 オプション設定画面]
	共通認証情報	Microsoft 365スケジュール連携で、共通利用するAPIへの認証情報を指定します。 クライアントID Microsoft Entraアプリケーションの一意なIDです。 取得手順は、「認証情報の取得」を参照してください。 クライアントシークレット Microsoft Entra IDとの認証に使用する資格情報です。 取得手順は、「クライアントシークレットの作成」を参照してください。 ドメイン名 Microsoft 365で利用するユーザーの@マーク以降を指定します。 NI製品各ユーザーの社員設定またはオプション設定で「NI製品の社員ログインIDを利用する」が選択されている場合、「社員ログインID@ドメイン名」をMicrosoft 365のユーザーIDとして、スケジュール連携します。 OAUTH 2.0トークン エンドポイント OAuth 2.0を使ってアクセストークンを取得するURLを指定します。 取得手順は、「認証情報の取得」を参照してください。

■Outlook REST APIでスケジュール連携を設定する

1. システム設定の「運用管理」タブより「スケジュール連携」の「基本設定」を選択します。
   ⇒「スケジュール連携／基本設定」画面が表示されます。
2. 必要事項を設定し、最後に「保存」ボタンをクリックします。
   

該当項目	項目名称	説明
	スケジュール連携	Microsoft 365予定表とのスケジュール連携機能を利用するかしないか選択します。
	連携サービス	連携するサービスを選択します。
	API	「Outlook REST API」を選択します。 ※「連携サービス」に「Microsoft 365(Exchange Online)」を選択した場合の設定です。
D	個人ごとの連携設定の変更許可	社員ごとに連携設定を行うことを許可するかしないかを選択します。 「許可する」場合 「オプション設定」>「スケジュール」メニューに「スケジュール連携設定」が追加されます。 ⇒詳細は、「オプション設定：スケジュール連携設定」を参照してください。 「許可しない」場合 システム設定画面から、利用社員分の連携ユーザーID等を指定します。 ⇒詳細は、「システム設定：社員」を参照してください。
Ａ	連携サービスへの登録	Sales Force Assistantシリーズのスケジュールを、Microsoft 365予定表に登録するかしないか選択します。
B	連携サービスからの取り込み	Microsoft 365予定表のスケジュールを、Sales Force Assistantシリーズ、NI Collabo 360に取り込むかどうか選択します。
B	取り込み間隔	Microsoft 365予定表からの取り込み間隔を選択します。（30、60、90、120、150、180、210、240分から選択） ※「連携サービスからの取り込み」に「使用する」を選択した場合の設定です。
B	取り込み期間	Microsoft 365予定表から取り込むスケジュールの期間を選択します。（1、3、6、12、24ヶ月から選択） ※「連携サービスからの取り込み」に「使用する」を選択した場合の設定です。
C	スケジュールの公開（NICollabo 360）	Microsoft 365予定表から取り込まれたスケジュールを公開するかどうかを選択します。 ※「連携サービスからの取り込み」に「使用する」を選択した場合の設定です。 ※Sales Force Assistant ライセンスのみご利用の社員の場合、常に非公開となります。 「公開する」場合 閲覧制限なしで取り込まれます。 「公開しない」場合 本人のみ閲覧可能な状態で取り込まれます。 「個人設定」の場合 オプション設定「スケジュール連携設定」に、「公開設定」が追加され、各社員が自由に選択することができます。 [NI Collabo 360 オプション設定画面]
	共通認証情報	Microsoft 365スケジュール連携で、共通利用するAPIへの認証情報を指定します。 クライアントID Microsoft Entraアプリケーションの一意なIDです。 取得手順は、「認証情報の取得」を参照してください。 連携キーファイル Microsoft Entra IDとの認証に使用する証明書が必要です。 「証明書の作成とMicrosoft Entraアプリケーションへの反映」で作成したpfx形式のX.509証明書ファイルを選択します。 パスワード 連携キーファイルにパスワードが設定されている場合のみ、パスワードを指定します。 拇印 連携キーファイルに指定したX.509証明書の拇印を指定します。 「証明書の作成とMicrosoft Entraアプリケーションへの反映」で取得したbase64Thumbprint.txtの内容をコピー＆ペーストしてください。 ドメイン名 Microsoft 365で利用するユーザーの@マーク以降を指定します。 NI製品各ユーザーの社員設定またはオプション設定で「NI製品の社員ログインIDを利用する」が選択されている場合、「社員ログインID@ドメイン名」をMicrosoft 365のユーザーIDとして、スケジュール連携します。 OAUTH 2.0 トークン エンドポイント OAuth 2.0を使ってアクセストークンを取得するURLを指定します。 取得手順は、「認証情報の取得」を参照してください。

システム設定：社員

システム設定メニューから、スケジュール連携の連携有無・連携設定を社員ごとに行います。

■連携情報を登録する

1. システム設定の「基本設定」タブより「社員」の「社員一覧」を選択します。
   ⇒「社員／社員一覧」画面が表示されます。
2. スケジュール連携する社員を選択します。
   ⇒編集画面が表示されます。
3. 「スケジュール連携」項目にて、必要事項を入力し最後に「保存」ボタンをクリックします。
4. 次に、正しく連携されているかどうかを確認します。
   「基本設定」より「スケジュール連携」の「ログ」を選択します。
   ⇒「スケジュール連携／ログ」画面が表示されます。
5. 一覧画面にエラーログが表示されていないかを確認します。
   エラーが表示されている場合は、その内容にしたがって設定をご確認ください。
   ※エラー内容の具体例については、「トラブルシューティング」を参照してください。
   
   ［システム設定＞社員情報画面］
   

項目名称	説明
スケジュール連携	スケジュール連携機能を利用する場合、以下の項目を設定してください。 ※この設定を有効にするためには、「運用管理」＞「スケジュール連携」＞「基本設定」のスケジュール連携項目の「連携する」を選択してください。
	スケジュール連携	個人ごとの連携状態を指定します。 ※「使用禁止」について 個人ごとの連携設定の変更が許可されている場合、特定の社員のみ使用を禁止する設定です。この設定により、個人ごとの設定許可も禁止されるため使用不可となります。
	ユーザーID設定	個別にMicrosoft 365ユーザーIDを設定するか、NI製品の社員ログインIDを利用するかを選択します。 ※「NI製品の社員ログインIDを利用する」を選択した場合、連携ユーザーIDの項目が非表示になり、「社員ログインID@ドメイン名」をMicrosoft 365のユーザーIDとしてスケジュール連携します。 ※ドメイン名は「システム設定」＞「運用管理」＞「スケジュール連携」＞「基本設定」より設定してください。
	連携ユーザーID	Microsoft 365ユーザーIDを指定します。 ※NI製品の社員ログインIDを利用する場合は、入力不要です。
	連携先カレンダー	連携したいMicrosoft 365予定表を選択します。

オプション設定：スケジュール連携設定

各社員が個別にスケジュール連携について設定を行います。

■個人ごとに設定する（NI Collabo 360）

1. 画面下方の「オプション設定」をクリックします。
   ⇒オプション設定画面が開きます。
2. オプション設定メニューから「スケジュール」の「スケジュール連携設定」を選択します。
3. 「スケジュール連携設定」を「連携する」をチェックします。
   ⇒設定項目が下側へ追加されます。
   
4. 「ユーザーID設定」「連携ユーザーID」「連携先カレンダー」を入力し、「連携確認」ボタンをクリックします。
   ⇒エラーメッセージが表示された場合、「トラブルシューティング」を参照してください。
5. その他必要事項を入力し、最後に「保存」ボタンをクリックします。
   

項目名称	説明
スケジュール連携設定	Microsoft 365予定表とスケジュール連携するかしないか選択します。 連携する場合、設定項目が下側に表示されます。
公開設定	Microsoft 365予定表から取り込まれたスケジュールを公開するかどうかを選択します。
ユーザーID設定	個別にMicrosoft 365ユーザーIDを設定するか、NI製品の社員ログインIDを利用するかを選択します。 ※「NI製品の社員ログインIDを利用する」を選択した場合、連携ユーザーIDの項目が非表示になり、「社員ログインID@ドメイン名」をMicrosoft 365のユーザーIDとしてスケジュール連携します。 ※ドメイン名は「スケジュール」＞「スケジュール連携設定」より設定してください。
連携ユーザーID	Microsoft 365ユーザーIDを指定します。 ※NI製品の社員ログインIDを利用する場合は、入力不要です。
連携先カレンダー	連携したいMicrosoft 365予定表を選択します。

■個人ごとに設定する（Sales Force Assistantシリーズ）

1. 左メニューより「オプション設定」を選択します。
   ⇒オプション設定画面が開きます。
2. オプション設定メニューから「スケジュール連携設定」を選択します。
3. 「スケジュール連携設定」の「連携する」をチェックします。
   ⇒設定項目が下側へ追加されます。
   
4. 「ユーザーID設定」「連携ユーザーID」「連携先カレンダー」を入力し、「連携確認」ボタンをクリックします。
   ⇒エラーメッセージが表示された場合、「トラブルシューティング」を参照してください。
5. その他必要事項を入力し、最後に「保存」ボタンをクリックします。
   

項目名称	説明
スケジュール連携設定	Microsoft 365予定表とスケジュール連携するかしないか選択します。 連携する場合、設定項目が下側に表示されます。
公開設定	Microsoft 365予定表から取り込まれたスケジュールを公開するかどうかを選択します。
ユーザーID設定	個別にMicrosoft 365ユーザーIDを設定するか、NI製品の社員ログインIDを利用するかを選択します。 ※「NI製品の社員ログインIDを利用する」を選択した場合、連携ユーザーIDの項目が非表示になり、「社員ログインID@ドメイン名」をMicrosoft 365のユーザーIDとしてスケジュール連携します。 ※ドメイン名は「スケジュール」＞「スケジュール連携設定」より設定してください。
連携ユーザーID	Microsoft 365ユーザーIDを指定します。 ※NI製品の社員ログインIDを利用する場合は、入力不要です。
連携先カレンダー	連携したいMicrosoft 365予定表を選択します。

スケジュール連携における注意事項

Microsoft 365予定表と連携する際の注意事項は、以下の通りです。

補足事項

■Outlook REST APIからGraph REST APIへの切り替え

以下の手順で、Outlook REST APIからGraph REST APIへの切り替えを行ってください。

「Microsoft Entraアプリケーションのアクセス許可」
「クライアントシークレットの作成」
「スケジュール連携を設定する(Graph REST API)」

上記設定をすべて行うと、自動的にGraph REST APIでの連携に切り替わります。

■Microsoft Entraアプリケーションのアクセス許可

既に登録されているMicrosoft Entraアプリケーションにアクセス許可を追加します。

1. 画面左メニュー「アプリケーション」＞「アプリの登録」で表示される対象のアプリケーションをクリックします。
   ⇒アプリケーションの画面が表示されます。
   
2. APIへのアクセス許可の設定を行います。
   (ア) 作成したアプリケーションの「APIのアクセス許可」＞「アクセス許可の追加」をクリックします。
   
   
   (イ) 画面上のタグから「所属する組織で使用しているAPI」＞「Microsoft Graph」をクリックします。
   
   
   (ウ) 「アプリケーションの許可」＞「Calendars.ReadWrite」＞「アクセス許可の追加」をクリックします。
   
   
   (エ) 「APIのアクセス許可」画面にて「管理者の同意を与えます」をクリックします。
   
   
   (オ) 確認のダイアログが出た場合、「はい」をクリックします。
   
   
   (カ) アクセス許可の付与が成功すると画面上に以下のメッセージが表示されます。
   

■クライアントシークレットの作成

既に登録されているMicrosoft Entraアプリケーションにクライアントシークレットを作成します。

1. 対象のアプリケーションの「証明書とシークレット」＞「新しいクライアントシークレット」をクリックします。
   
2. 任意の説明を入力し、有効期限の選択を行い、「追加」をクリックします。
   
3. 表示される「値」をコピーします。
   

■スケジュール連携を設定する(Graph REST API)

Outook REST APIの設定値を一部使用し、Graph REST APIの設定を行います。

1. システム設定の「運用管理」タブより「スケジュール連携」の「基本設定」を選択します。
   ⇒「スケジュール連携／基本設定」画面が表示されます。
2. 「API」項目に「Outlook REST API」が選択されていることを確認し、この状態で「共通認証情報」の以下の設定値を確認します。(後ほどGraph REST APIの設定に使用するため)
   • クライアントID
   • ドメイン名
   • OAUTH 2.0 トークンエンドポイント
     
3. 「API」項目に「Graph REST API」を選択します。
4. 「共通認証情報」に2.の手順で確認した情報を入力します。
   
5. 「共通認証情報」の「クライアントシークレット」に「クライアントシークレットの作成」で作成したクライアントシークレットの値を入力します。
   
6. 「保存」ボタンをクリックします。