スマートフォン向けアプリ

関連情報

クライアント証明書

Hint

本機能は通常はシステム管理者からの連絡・案内があってから利用する機能となりますので特に案内がなければ、あるいは、ご利用の予定がなければ本節は読み飛ばしていただいて結構です。

NIコンサルティングが提供しているiOSアプリでは、特定端末からのアクセスのみを許可する手段としてクライアント証明書を利用した通信方式をサポートしています。
クライアント証明書を使うためには対象アプリ内に使用する証明書を最初に一度だけ取り込む必要があります。ただし、取り込んだ証明書の有効期限が切れたなどの理由で証明書を更新する場合は再度取り込みが必要になります。

証明書をアプリ内に配置するため、Windows PCまたはMacと対象アプリがインストールされているiOSデバイス(iPhone、iPad)を有線ケーブルで接続する必要があります。

Hint

証明書はiOS標準のキーチェーンサービスによって安全に管理され対象アプリ間で共有されるので、NIコンサルティングが提供している他のアプリで証明書を取り込んであれば改めて取り込む必要はありません。
※他社製アプリはこの共有された証明書は利用できません。

事前にご用意いただくもの

クライアント証明書ファイル
秘密鍵を含む(PKCS#12形式のファイル 拡張子.p12※.pfxという拡張子で配布される場合もあります)
および秘密鍵を保護しているパスフレーズ(取り込み時に入力します)
※証明書ファイル名は固定とする必要があり「niconsul.p12」に変更してください。
※パスフレーズが空のものは対応していません。

MacまたはWindows PC
証明書をアプリ内に転送するため、Windows PCまたはMacとiOSデバイス(iPhone、iPad)を有線ケーブルで接続する必要があります。

クライアント証明書をアプリに取り込む

  • macOS Mojave以前またはWindows PCをお使いの場合は、iTunes経由の場合を参照してください。
  • macOS Catalina 以降をお使いの場合は、Finder経由の場合を参照してください。

iTunes経由の場合

  1. 入手したクライアント証明書ファイルのファイル名を“niconsul.p12”に変更します。
  2. MacまたはWindows PCに対象となるiOSデバイスをケーブルで接続し、iTunesを起動します。
  3. iTunes上で対象のiOSデバイスを選択し、設定の「ファイル共有」を表示します。
  4. ファイル共有のAppから対象アプリを選択し、右側の「(選択したアプリ名)の書類」ビューにファイル名を“niconsul.p12”としたクライアント証明書ファイルをドラッグ&ドロップするか、下部の「ファイルを追加」ボタンからクライアント証明書ファイルを選択しアプリ内に証明書を配置します。
  5. iOSデバイス上で証明書を配置したアプリを起動します。上記操作をする前にアプリを起動していたらアプリの再起動が必要です。
  6. アプリを起動すると、アプリのQRコードを読み込む認証情報画面の下部にクライアント証明書を使用するためのボタンが現れます。これをタップすると証明書のパスワードが要求され、ここで秘密鍵を保護しているパスフレーズを入力してください。
  7. 取り込みが成功すると証明書の識別名(エイリアス名)が設定画面に表示されます。この状態のとき通信時にクライアント証明書を要求される場合に自動的にこの証明書を提示して通信するようになります。

Finder経由の場合

  1. 入手したクライアント証明書ファイルのファイル名を“niconsul.p12”に変更します。
  2. Macに対象となるiOSデバイスをケーブルで接続し、Finderを起動します。
  3. Finder上で対象のiOSデバイスを選択し、「ファイル」を表示します。
  4. ファイル名を“niconsul.p12”としたクライアント証明書ファイルを対象アプリへドラッグ&ドロップして追加します。
  5. iOSデバイス上で証明書を配置したアプリを起動します。上記操作をする前にアプリを起動していたらアプリの再起動が必要です。
  6. アプリを起動すると、アプリのQRコードを読み込む認証情報画面の下部にクライアント証明書を使用するためのボタンが現れます。これをタップすると証明書のパスワードが要求され、ここで秘密鍵を保護しているパスフレーズを入力してください。
  7. 取り込みが成功すると証明書の識別名(エイリアス名)が設定画面に表示されます。この状態のとき通信時にクライアント証明書を要求される場合に自動的にこの証明書を提示して通信するようになります。

Hint

  • クライアント証明書を使う環境でQRコード認証を行う際、QRコード画面をHTTPSで開く必要があります。(これはQRコードに含まれている接続用のURLはその画面を開いたときのURLに応じて作成されるためです)
  • iTunesまたはFinder経由でアプリ内に配置した証明書ファイル(niconsul.p12)は自動では削除されません。削除が必要な場合はiTunesまたはFinderからの操作で削除してください。

クライアント証明書をアプリから破棄する

クライアント証明書が不要になった場合は、以下手順でアプリ内から取り込まれている証明書を破棄します。

  1. アプリ内から証明書を破棄するにはアプリの設定画面内の「証明書の破棄」をタップします。
  2. 確認ダイアログが表示され「OK」でアプリ内に取り込まれている証明書データが破棄されます。

よくあるご質問

詳細やエラーが発生した場合の解決方法、よくあるご質問は以下のマニュアルを参照してください。
よくあるご質問:スマートフォンアプリ編

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