▶ 宛先振替機能とは
宛先振替は販売管理が持つ請求先(社内での管理上のデータ)と、実際の送付先をうまく繋ぐための機能です。
例としては、以下のようにある会社の拠点ごとに振り出している請求書をまとめて本社に送付するケースなどで利用します。
以下は本社と拠点を例にして、宛先振替を使用した場合の動作について説明します。
例:拠点ごとに請求書を発行しているが、送付は本社宛てにしたい場合
- 拠点の請求先マスタで宛先振替に本社を指定します。
- 宛先振替を使用して請求書を作成する
請求データを読み込みする際、請求先に宛先振替の指定があると振替を行います。(拠点→本社へ振替)
例:拠点(請求先コード:A000002)の請求書が本社に紐づく。 - 請求書を発行すると本社の請求マイページに公開されます。

▶ 拠点の請求先マスタで宛先振替に本社を指定
拠点(振替元)とする請求先を登録します。
拠点(振替元)とする請求先の宛先振替に本社(振替先)を指定すると、拠点宛ての請求書は本社(振替先)に紐づいて登録されます。
- 請求先フォームの編集画面を開きます。
- 「宛先振替」項目に振替先を選択します。

- 最後に「保存」ボタンをクリックし、内容を保存します。
補足
- 宛先振替元(拠点)には、請求書は公開されません。(本社に公開されるため)
そのため、アカウントを開設する必要はなく、書類発行方法も停止で問題ありません。
(書類発行方法を停止していれば、ライセンス利用としてカウントされません) - 宛先振替を利用して請求書を本社へ紐づける場合、請求データを取り込みする前に宛先振替の指定をしておく必要があります。請求データを取り込んだ後では反映されません。
▶ 宛先振替を使用して請求書を作成
請求データを取り込む際に請求先に宛先振替が指定されていると以下のように請求書が作られます。
また、請求書の発行通知は同一の請求先ごとに1通にまとめて送信されます。
(※請求書の公開方法が請求マイページの場合)

補足
- 宛先振替された請求書の宛名(請求書を作成時点の請求先名)について
請求データの取り込み方法に従って記録される名称が異なります。
また、請求データを取り込み時点の情報が記録され、後からの変更はできません。- PDF(ページ単位)、PDF(ZIP圧縮)
請求マイページ上の請求先名は宛先振替元(拠点)の名称が表示されます。 - CSVファイル
システム設定の指定で振替先(本社)か振替元(拠点)を選択できます。
請求マイページ上の請求先名の表示および、PDF出力時に印刷される宛名(利用される請求データ)も上記の設定に従って表示されます。
設定はシステム設定マニュアル「請求書フォームを設定する」を参照ください。
- PDF(ページ単位)、PDF(ZIP圧縮)
▶ 請求マイページに書類の請求先名を表示
発行すると本社の請求マイページに公開されます。
設定はシステム設定マニュアル「請求書一覧パーツを設定する」を参照ください。
【請求マイページ】
