▶ 分析機能について
4つの分析画面(売上分析・先行管理・予実績分析・売上推移)には、それぞれ役割があります。
以下は現在を20XX年8月半ばとしたとき、4つの分析画面の役割を説明した図です。

以下の表を参考に、4つの分析画面を利用用途に応じて使い分けてください。
| 売上実績 | 見込管理 | |
|---|---|---|
| 売上分析 売上実績を分析する画面です。 過去の実績を詳細に分析できます。 | ◎ | × |
| 先行管理 売上と受注の見込を管理する画面です。 今後の見込を詳細に管理できます。 | × | ◎ |
| 予実績分析 実績と見込を1画面で参照することで、 今年度の着地予測を見える化します。 | ◯ | ◯ |
| 売上推移 特定の顧客の実績と見込を1画面で参照できます。 | ◯ | ◯ |
▶ 分析機能の共通操作
売上分析・先行管理・予実績分析・売上推移の共通操作について説明します。

| 番号 | 説明 |
|---|---|
| 1 | 選択した情報で絞り込んで、より詳細な一覧を開きます。これを「ドリルダウン」と呼びます。 参照:「ドリルダウン」 |
| 2 | 集計結果のグラフを表示します。 参照:「グラフ表示」 |
| 3 | 表示している画面を書き出します。 参照:「書き出し」 |
| 4 | 集計内容を指定した条件で絞り込みます。 また、最初から絞り込んでおきたい条件を保存できます。 参照:「条件保存」 |
| 5 | 表示基準や絞り込んで開いた画面に応じて切り替わります。 この観点となる情報を「切口」と呼びます。 |
| 6 | 集計結果欄です。 集計値のリンクから一覧画面を表示し、該当データの詳細を確認できます。 |
▶ ドリルダウン
選択した情報で絞り込んで、より詳細な一覧を表示します。これを「ドリルダウン」と呼びます。
ここでは、売上分析・先行管理・予実績分析のドリルダウンする方法について説明します。
例:先行管理「受注確度順」の月度(受注確度別>明細)でドリルダウンした場合

例:先行管理「部署別担当者別」の切口(部署別>担当者別>受注確度別>明細)でドリルダウンした場合

例:先行管理「商品分類別」の取得値(商品分類別>受注確度別>商品別>明細)でドリルダウンした場合

例:予実績分析の月度(受注確度別>社員別)でドリルダウンした場合

売上分析・先行管理・予実績分析でドリルダウンしたときに表示される画面について説明します。ドリルダウンすると、以下の順番で画面が表示されます。
- 売上分析の場合
- 部署別>社員別>顧客別>商品別
- 担当者別>顧客別>商品別
- 顧客別>商品別
- 顧客ランク別>顧客別>商品別
- 商品分類別>商品別
- 商品別(ドリルダウン先はありません)
- 案件分類別>部署別>担当者別>案件別>商品別
- 先行管理の場合
- 受注確度別>案件一覧※1>明細
- 部署別担当者別>担当者別>受注確度別>案件一覧※1>明細
- 担当者別>受注確度別>案件一覧※1>明細
- 案件分類別>受注確度別>案件一覧※1>明細
- 商品分類別>受注確度別>商品別>明細
- 商品別>受注確度別>明細
- 顧客別>受注確度別>明細
※1「案件一覧」は、基準日「売上日基準」のときに表示されます。
- 予実績分析の場合
- 受注確度別>(月度をクリックした場合)社員別
- 受注確度別>(受注確度をクリックした場合)明細
▶ グラフ表示
売上分析・先行管理・予実績分析・売上推移のグラフ表示について説明します。ここでは先行管理のグラフを例に説明します。

| 番号 | ||
|---|---|---|
| 1 | 棒グラフの目盛りです。このグラフでは金額/利益の値を表示します。 | |
| 2 | 折れ線グラフの目盛りです。このグラフでは達成率の値を表示します。 | |
| 3 | グラフの凡例です。グラフの色や形が何を示すのかを表示します。 | |
| 4 | グラフに表示する内容を切り替えることができます。 | |
![]() | 1.いずれかを選択します。 | |
| 2.表示する内容にチェックを入れます。 ※移動平均について 4か月分の値を平均してグラフを表示します。 これにより、月々の値の変動を均し、傾向を掴みやすくします。 例)4月:60%、5月:70%、6月:80%、7月:90%の場合 →7月の移動平均は75% (計算式:(60(4月分)+70(5月分)+80(6月分)+90(7月分))÷4)。 | ||
- 特記事項
共通
累積表示しているとき、移動平均の表示はできません。
予実績分析の場合
半期または四半期を表示しているとき、移動平均の表示はできません。
▶ 書き出し
売上分析・先行管理・予実績分析・売上推移の書き出しについて説明します。
書き出しは画面に表示している情報をそのまま出力します。
※先行管理は表示している情報のまま出力する以外に、集計出力と明細出力があります。
詳細は次項を参照してください。
例)先行管理(表計算出力)の場合

- 特記事項
共通- 一度に出力できる最大件数は500件です。
501件以上のデータを書き出したいときには、ページ送りをして書き出してください。
開いているページ以降のデータが書き出されます。 - 集計表とグラフは別々のシートで書き出されます。
- シート名は最大15文字まで書き出されます。
- 15桁以上の数値は表計算ソフトで表示しきれない可能性があります。
集計結果が15桁以上になる場合、倍率の指定を変更し15桁未満の値になるようにしてください。
- 一度に出力できる最大件数は500件です。
先行管理を集計出力する
先行管理の画面に表示している集計結果をそのまま出力したい場合は、集計出力をご利用ください。

先行管理を明細出力する
明細出力は操作している画面の検索条件でもって、最階層までドリルダウンした集計結果が書き出されます。
また、明細出力では、顧客情報、案件情報、売上情報、商品マスタも出力できます。
出力テンプレート機能を利用することで出力する項目を任意に変更できます。
※商品マスタの出力について
基準日が「受注日基準」の場合、分析基準が商品別または商品分類別の場合に出力できます。
基準日が「売上日基準」の場合、商品コードがマスタデータと一致する商品マスタを出力できます。

▶ 条件保存
売上分析・先行管理・予実績分析・売上推移の条件保存について説明します。 条件保存とは、検索条件(画面左側と上部)や選択した情報で絞り込んだ状態を保存する機能です。 よく指定する検索条件で画面を開きたい場合にご活用ください。
例)先行管理の場合

- 特記事項
- 異なる表示基準を開いた(例:先行管理「受注確度順」で条件保存後、「担当者別」を開く)場合、検索条件は復元します。選択した情報で絞り込まれた状態は復元しません。
▶ 受注確率
先行管理・予実績分析・売上推移の受注確率について説明します。 受注確度によって受注確率(%)を設定し、その割合に乗じて金額(利益)に反映させて表示できます。 見込状況に合わせた見込金額を把握できます。
利用例)
| 受注確度 | 受注確率 | 適用前 | 適用後 |
|---|---|---|---|
| 受 注 | 100% | 1,500,000円 | 1,500,000円 |
| 当 確 | 90% | 1,000,000円 | 900,000円 |
| 有 力 | 50% | 900,000円 | 450,000円 |
初期値は、システム設定で設定された確率が表示されます。各ボタンの説明は以下の通りです。
- 一時変更:一時的に任意の受注確率(%)を変更します。(0~100%の数値を入力)
- 使用しない:設定されている受注確率を使用しない状態にします。受注確率は全て100%となり、登録されているデータが表示されます。
