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アクティビティ分析とは

アクティビティ分析とは

アクティビティ分析はABM「Activity Based Management」の運用を通して蓄積した情報を分析できます。
※ABMの詳細については「ABMとは」を参照ください。

「アクティビティ分析」は、個々の業務(アクティビティ)が、付加価値を生む業務(VA:Value Added)なのか、付加価値を生まない業務(NVA:Not Value Added)なのかを分類し、それぞれにかかった工数(コスト)を集計して分析する機能です。
AB(Activity Based)損益は、アクティビティコストを顧客別、案件別に集計し、非営業部門の工数や間接費まで考慮した上で、本当にその顧客が収益を生んでいるのか、この案件の採算が合っているのかを一目で『見える化』する機能です。

アクティビティ分析を参照

  1. 左メニューから「分析」の「アクティビティ分析」を選択します。
    ⇒「アクティビティ分析」画面が表示されます。
  2. 必要に応じて表示条件を絞り込みます。
    ⇒対象のグラフが一覧表示されます。

アクティビティ分析一覧

番号項目説明
1グラフ表示形式グラフの表示対象、形式を切り替えます。
2絞り込み検索条件を入力し、表示対象を絞り込みます。観点によって検索条件が変わります。
3グラフ各観点の内容でグラフが表示されます。
リンクをクリックすると参照画面が表示されます。
(※顧客、案件、プロジェクト選択時)
グラフにカーソルを合わせると、アクティビティ分類または業務価値が表示されます。
アクティビティ分類の場合クリックすると、商談一覧または業務一覧が表示されます。

補足

  • AB損益を閲覧する場合は、AB損益閲覧許可の対象に設定されている必要があります。
    詳細は、システム管理者にご確認ください。
  • 顧客情報や案件情報の情報参照からAB損益を表示できます。
    ABコストや活動時間の割合を円グラフで割合を確認したり、総コストに対する売上金額を分析できます。
  • 関連案件入力時(商談情報で複数の案件情報を登録できる状態)の場合、一番先頭の案件情報のみ集計対象としております。

グラフ表示形式の詳細

項目説明
観点情報表示の観点を切り替えます。
顧客別、案件別(※1)、部署別、担当者別、顧客ランク別、案件分類別(※1)、プロジェクト別(※2)、プロジェクト分類別(※2)
※1 顧客創造、顧客創造(深耕)R、深耕創造、顧客深耕AOを導入している場合のみ
※2 NI Collabo 360を導入している場合のみ
対象工数
アクティビティ分類の時間がグラフ表示されます。
この時、売上金額や凡例などは表示されません。


AB損益
観点別のAB損益が表示されます。


凡例
売上情報、原価や経費、アクティビティ分類ごとのコストが表示されます。
AB損益の計算は「売上金額–(直接原価:売上金額–売上利益)–直接費用–ABコスト」です。
※観点によって計算対象となる売上金額および売上利益が異なります。以下のとおりです。
■観点:顧客別、部署別、担当者別、顧客ランク別の場合
売上金額は、売上情報が対象
直接原価は、売上情報の「売上金額」–「売上利益」
■観点:案件別、案件分類別の場合
売上金額は、売上実績が対象
直接原価は、売上実績の「売上金額」–「売上利益」
※AB損益は閲覧許可がある場合のみ選択できます。
グラフ形式割合
工数、コストの割合をグラフ表示します。
この表示の場合、AB損益表示にて、売上情報は表示されません。


絶対値
工数、コストの合計時間でグラフ表示します。
分析項目アクティビティ分類
商談目的や業務分類別のグラフ表示になります。
グラフより選択したアクティビティ分類別の商談履歴、業務履歴一覧を参照することができます。

業務価値
アクティビティ分類(商談目的、業務分類)ごとの業務価値でのグラフ表示になります。
表示順序表示順序を以下から選択します。
既定値順、工数順、総コスト順、AB損益(降順)、AB損益(昇順)、AB損益率(降順)、AB損益率(昇順)

※既定値順は各観点別の並び順になります。顧客別の場合、顧客名かな、顧客名でソートされます。
※総コスト順以降はAB損益を閲覧可能な場合に表示されます。

AB損益を参照する

営業部門等では、単に売上が大きい顧客や、粗利が大きい案件や商品が収益を生んでいるように考えがちですが、当然そこには営業部門の人件費はもとより、非営業部門の人件費や販売促進などの間接費が発生していますから、見た目の売上や粗利では採算の判断はできません。そこで、アクティビティコストを顧客別、案件別に集計し、非営業部門の工数や間接費まで考慮した上で、本当にその顧客が収益を生んでいるのか、この案件の採算が合っているのかを一目で『見える化』するのがAB(Activity Based)損益です。

顧客情報のAB損益を参照する

顧客情報の参照画面にある情報参照から「AB損益」を選択します。他にもカスタマーシート、コンタクトマップ、顧客情報のリスト表示からも表示することができます。携帯版の場合、スマートフォンでアクセスしている場合は顧客情報の参照画面、カスタマーシート、コンタクトマップから参照できます。

案件情報のAB損益を参照する

案件情報の参照画面にある情報参照から「AB損益」を選択します。携帯版の場合、スマートフォンでアクセスしている場合は案件情報の参照画面から参照できます。

補足

  • AB損益を閲覧する場合は、AB損益閲覧許可の対象に設定されている必要があります。詳細は、システム管理者にご確認ください。
番号項目説明
絞り込みAB損益の表示条件を設定します。
グラフ表示AB損益の情報が表示されます。

棒グラフ
AB損益が絶対値にて表示されます。
総コストには原価、経費、アクティビティ分類が表示されます。

凡例
売上情報、原価、経費、アクティビティ分類、AB損益などの詳細情報が表示されます。

円グラフ
内訳(ABコスト)単位:円
外側はアクティビティ分類別のコストの割合が表示されます。
内側はアクティビティ分類別の業務価値の割合が表示されます。

内訳(活動時間)単位:分
外側はアクティビティ分類別の活動時間の割合が表示されます。
内側はアクティビティ分類別の業務価値の割合が表示されます。

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