Sales Force Assistant

クロス集計を作成、参照、検索

クロス集計とは、企業経営に必要なデータの分析や集計を、蓄積された多量のデータから行う機能です。例えば、顧客ランク別、企業規模別(資本金)の売上金額の分析などが可能です。分析対象の条件や分析の切り口を保存し、情報共有することで、迅速な意思決定が可能になります。また、出力結果は表計算ソフトに対応しており、営業会議での売上報告書としても役立ちます。

クロス集計を作成する

クロス集計の作成手順

以下の説明は、顧客ランク別、企業規模別(資本金)に2024年の売上金額を分析する手順を説明します。

  1. 左メニューから「分析」>「クロス集計」を選択します。
  2. 「新規登録」ボタンをクリックします。
  3. 売上金額を分析するため「集計対象」には「売上情報」を選択します。
  4. 検索条件の「追加」ボタンをクリックし集計対象の絞り込みを行います。ここでは、売上日「2024/1/1」から「2024/12/31」までの売上情報に絞り込みます。
  5. 表頭の「追加」ボタンまたは「表頭を追加」をクリックします。
  6. 表頭に表示する項目を選択します。
    • 表頭に表示する機能を選択します。
    • 表頭に表示する項目を選択します。
      ※表頭、表側の詳細設定については、「表頭、表側の詳細設定」を参照してください。
  7. 表側の「追加」ボタンまたは「表側を追加」をクリックします。
  8. 表側に表示する項目を選択します。
    ここでは資本金を1,000万円ごとに区切って分析します。
    • 表側に表示する機能を選択します。
    • 表側に表示する項目を選択します。
    • 区切り幅の範囲やピッチは集計結果より自動的にセットされます。
      任意に変更したい場合、集計結果が多く自動的にセットされない場合に設定してください。
      詳細は「表頭、表側の詳細設定」を参照してください。
  9. 取得値の「追加」ボタンまたは「取得値を追加」をクリックします。
  10. 分析したい項目を選択します。
    ここでは売上金額を分析したいため、売上金額(合計)を選択します。
    取得値の詳細設定については、「取得値の詳細設定」を参照してください。
  11. 必要に応じてグラフを追加します。
  12. タイトル、分類(※)、必要に応じて閲覧制限を設定し、「保存」ボタンをクリックします。
    ※分類はシステム設定でキーワード登録されている場合に利用できます。

以上で、顧客ランク別、企業規模別(資本金)の売上金額の集計表が作成できます。

クロス集計の編集画面

番号項目説明
保存集計対象や取得値などを保存します。
保存してメール集計対象や取得値などを保存した上で、メール登録画面が表示されます。
削除クロス集計を削除します。
上限設定表頭・表側に設定できる項目数の上限を設定します。上限を超える分の表示は省略されます。
書き出し
表計算ソフトに、集計表、グラフ、設定内容を出力することができます。
変更ボタン検索条件、表頭、表側、取得値の設定を変更するダイアログを開きます。
検索条件など検索条件、表頭、表側、取得値の設定を変更するダイアログを開きます。
個別削除ボタン
検索条件、表頭、表側、取得値の設定をクリアします。
補足
集計結果の件数によってはボタンが表示されない場合があります。詳細は「快適にご利用いただくための配慮について」を参照してください。
自動・・・ブラウザの幅に応じて表頭の幅を自動調整します。
大、中、小・・・表頭の大きさを選択した幅で表示します。
総計欄合計・・・列、行、それぞれの数値合計を表示します。
最小・・・列、行、それぞれの最小値を表示します。
最大・・・列、行、それぞれの最大値を表示します。
平均・・・列、行の合計値を、集計値のある列数、行数で割った平均値になります。
平均値は値があるセルで計算されます。値がないセルも計算に含ませる場合は、「平均値の計算に空白セルを含む」にチェックをいれてください。
表頭表頭をクリックするとその列の詳細一覧(リスト表示)画面が開きます。
表頭の合計、最小、最大、平均欄をクリックすると、検索条件に一致した詳細一覧が開きます。
表側表側をクリックするとその行の詳細一覧(リスト表示)画面が開きます。
表側の合計、最小、最大、平均欄をクリックすると、検索条件に一致した詳細一覧が開きます。
取得値取得値をクリックすると該当マスの詳細一覧(リスト表示)画面が開きます。
補足
取得値には閲覧制限は適用されていません。そのためリスト表示画面を参照した場合に件数が一致しない場合があります。
グラフを追加グラフを追加します。
補足
グラフは最大5個まで作成可能です。
表計算ソフトに出力することが可能です。
グラフの種類モザイク図
折れ線グラフ(集合、積み上げ、100%積み上げ)
面グラフ(積み上げ、100%積み上げ)
棒グラフ(集合、積み上げ、100%積み上げ)
以上からグラフ表示を行うことができます。
集計表で設定した値を選択することができます。
横軸グラフの横方向の観点を選択することができます。
縦軸グラフの縦方向の観点を選択することができます。
また、グラフの表示が集合または積み上げの場合に、グラフの最大値を指定できます。
グラフの尺度をそろえたい場合に指定してください。
タイトル集計表のタイトルを入力してください。
未入力の場合には、集計対象の機能名が自動的に登録されます。
担当者集計表の担当者を選択してください。
分類分類を選択してください。
システム設定で分類が未登録の場合は表示されません。
分類を階層化している場合、以下のように階層ごとに選択します。

分類の登録は以下を参照してください。
[参照]:「キーワード登録
閲覧制限集計表の閲覧を制限したい場合に、閲覧可能な社員、部署、役職を選択してください。[参照]:「閲覧制限を設定する

表頭、表側の詳細設定

表頭、表側に選択した項目種別ごとに以下の設定ができます。

選択項目「プルダウン、チェックボックス、ラジオボタン」

設定項目設定項目
並び順昇順・・・フォーム/キーワード登録の上から順番に表示されます。
降順・・・フォーム/キーワード登録の下から順番に表示されます。
取得値の昇順・・・取得値の小さい順で表示されます。
取得値の降順・・・取得値の大きい順で表示されます。
表示対象集計対象から表示するキーワードを指定することができます。
データの有無集計結果がなくても表頭を表示する場合「表示する」を選択してください。
集計結果がない場合、表頭も表示しない場合「表示しない」を選択してください。

マスタ項目「社員選択,部署選択,顧客選択,パーソン選択,案件選択,納入機器選択,フリーフォーム」

設定項目説明
グルーピング※こちらは社員選択の場合に表示される設定です。
 グルーピングした場合、表側に設定できるのは1項目のみになります。
 また、並び順は昇順のみになります。
部署によるグルーピング・・・社員の部署ごとに分けて表示することができます。
合計を表示・・・部署ごとの合計が表示されます。
※こちらは表の合計です。上限を超えて表に表示されていない値は加算されません。
※集計値を率にしている場合、合計が100%を超える場合があります。
並び順昇順・・・該当情報の上から順番に表示されます。(社員であれば社員の並び順)
降順・・・該当情報の下から順番に表示されます。
取得値の昇順・・・取得値の小さい順で表示されます。
取得値の降順・・・取得値の大きい順で表示されます。
表示対象集計対象から表示するキーワードを指定することができます。
フォーマット※こちらは社員選択の場合に表示される設定です。
社員名とあわせて部署名・社員コードを表示することができます。

数値項目「数値項目、自動計算項目」

設定項目説明
区切り幅自動設定・・・集計結果の最小値と最大値から最適な範囲を自動的に指定します。
指定・・・任意の範囲を選択できます。
範囲・・・[入力値]以上~[入力値]未満
     [入力値]より大きい~[入力値]以下
ピッチ・・・表示幅を指定します。
例)301人未満の企業を従業員数(50人)ごとに区切り指定する場合
範囲に「1」以上~「301」未満、ピッチに「50」を指定
補足
集計結果の件数が多い場合は範囲やピッチに入力値が自動的にセットされない場合があります。
詳細は「快適にご利用いただくための配慮について」を参照してください。
並び順昇順・・・指定範囲の小さい順
降順・・・指定範囲の大きい順
取得値の昇順・・・取得値の小さい順で表示されます。
取得値の降順・・・取得値の大きい順で表示されます。

日付項目

設定項目説明
区切り幅自動設定・・・集計結果の最小値と最大値から最適な範囲を自動的に指定します。
指定・・・任意の範囲を選択できます。
範囲・・・[入力値]以上~[入力値]以下
ピッチ・・・日単位、週単位、月単位、年単位から選択します。
例)2022/1/1から1年間を1ヶ月ごとに区切る場合
範囲に「2022/1/1」以上~「2023/1/1」以下、ピッチに「月単位」を指定する。
補足
集計結果の件数が多い場合は範囲やピッチに入力値が自動的にセットされない場合があります。詳細は「快適にご利用いただくための配慮について」を参照してください。
並び順昇順・・・指定範囲の小さい順
降順・・・指定範囲の大きい順
取得値の昇順・・・取得値の小さい順で表示されます。
取得値の降順・・・取得値の大きい順で表示されます。

補足

  • 集計対象「売上情報」「売上見込情報」「顧客の声」で表側に「商品名」を指定した場合、
    商品分類でグルーピングして集計することができます。
  • 商談情報、業務情報の担当者を表側で指定した場合、同行商談、同席業務を件数に含めることができます。ただし、表示対象で絞り込みをすると、設定が反映されないケースがあります。具体的には同行者、同席者としてのみ登録されている社員は一覧に表示されなくなることがあります。
  • 表頭、表側は最大3つまで設定できます。

取得値の詳細設定

種類説明
数式取得値をもとに四則演算が可能です。
小数点以下の桁数
0埋め
小数点第4位まで設定可能です。
小数点以下を0埋めしたい場合にチェックをいれてください。
表示倍率✖1,000,000,000から÷1,000,000,000が設定可能です。
条件付き書式取得値の文字色、背景色を変更する場合に設定してください。
例えば、売上金額が0以上、5,000,000未満の場合は赤色
売上金額が10,000,000以上の場合は緑色にする場合は以下になります。
[    0]≦~<[5,000,000] 背景色:赤
[10,000,000]≦~<[    ] 背景色:緑
文字色、背景色は「青」「緑」「黄」「赤」から選択できます。
「普通」は白背景、黒字になります。
補足
入力した条件には表示倍率は加味していません。
表示倍率を設定している場合は、入力値の桁数にご注意ください。

快適にご利用いただくための配慮について

集計対象の件数が多い場合、集計表の表示に時間がかかる場合があるため以下の配慮をしています。

集計対象が10,000件以上の場合、検索条件や表頭、表側、取得値の個別削除ボタンを使用すると、集計表の表示に時間がかかることがあります。そのため、変更ボタンより設定ダイアログを開き、検索条件や表頭、表側の設定を一括変更してください。また、数値項目と日付項目を表頭と表側に設定する場合、区切り幅とピッチを自動的に取得するのに時間がかかるため、手動で入力してください。

集計対象が100,000件以上の場合、集計表の表示に時間がかかります。そのため、表頭、表側、取得値の変更、集計表の保存、集計表の出力を実施する場合は、まず検索条件を変更して集計件数を減らしてから実施してください。

集計対象件数別の制限は以下の通りです。

集計対象件数説明
1万件~10万件表頭・表側の個別削除はできません。表頭・表側のピッチ計算処理はされません。
10万件~30万件表頭・表側の個別削除はできません。表頭・表側のピッチ計算処理はされません。
表頭・表側が1階層までの選択になります。
30万件以上表頭・表側・取得値など操作はできません。集計表も表示されません。

AIを活用してクロス集計を作成する

補足

  • AIを活用してクロス集計を作成していただくには、SFA GenAIオプションを導入してください。

AIによるクロス集計の作成手順

  1. 左メニュー「分析」>「クロス集計」>「新規登録」ボタンをクリック。
  2. AI秘書が提案したクロス集計を選択、もしくは作成したい集計表を直接入力します。
  1. 選んだ内容に合わせて、集計対象や検索条件が集計画面に自動で反映されます。内容を確認し、問題なければ「閉じる」ボタンをクリックすれば完了です。テキスト入力の場合「この設定を反映せる」ボタンで完了です。
  1. テキスト入力欄に変更点を入力しEnterキー、または「↑」ボタンでAI秘書が設定を変更してくれます。
  1. AI秘書が設定を提案します。問題がなければ「この設定を反映せる」ボタンをクリックしてください。
  1. 条件を変更したい場合は、「変更」ボタンをクリックしてください。クリックすると、条件を細かく設定できるダイアログが表示されます。そこで必要な内容を調整できます。

AI活用のためのFAQ

AI秘書がいなくなったけど、どこから呼べばいいですか?

画面の右下にあるアイコンをクリックしてください。

クロス集計の設定を新しく作り直したい。

AI秘書を呼び出し、「クリアして新しく作り始める」ボタンをクリックしてください。

AI活用時の注意事項

本機能では、Microsoft社が提供する生成AI(Azure OpenAI)を利用しています。
AIがクロス集計の設定を提案しますが、以下の点についてあらかじめご了承ください。

  • AIの提案はあくまで補助的なものであり、必ずしも最適・正確であるとは限りません。
  • 利用するデータや分析の目的によっては、意図に合わない提案がされることがあります。
  • 最終的な判断・設定はユーザーご自身でご確認いただく必要があります。

AIの提案内容を活用しつつ、ご自身の目的に合わせて調整いただくことで、より適切な分析が可能となります。

クロス集計を参照する

  1. 左メニューから「分析」>「クロス集計」を選択します。
  2. 登録済みの集計表が一覧表示されるので、参照したい集計表を選択します。
番号ボタン説明
編集編集画面を開きます。
メール通知社内メール、社外メール、クライアントメールのメール送信画面を開きます。
コピーして作成登録済みの条件、表頭、表側、取得値、タイトルなどをコピーして新しく集計表を作成できます。
書き出し表計算ソフトに、集計表、グラフ、設定内容を出力することができます。
絞り込み集計対象の担当者の絞り込みができます。
補足
検索条件や表示対象で社員や部署を指定すると、その指定した範囲内で絞り込みができます。
表頭表頭をクリックするとその列の詳細一覧(リスト表示)画面が開きます。
表頭の合計、最小、最大、平均欄をクリックすると、検索条件に一致した詳細一覧が開きます。
表側表側をクリックするとその行の詳細一覧(リスト表示)画面が開きます。
表側の合計、最小、最大、平均欄をクリックすると、検索条件に一致した詳細一覧が開きます。
取得値取得値をクリックすると該当マスの詳細一覧(リスト表示)画面が開きます。
補足
取得値には閲覧制限は適用されていません。
そのためリスト表示画面を参照した場合に件数が一致しない場合があります。

クロス集計を検索する

  1. 左メニューから「分析」>「クロス集計」を選択します。
番号項目説明
タイトルタイトルを部分一致検索します。スペース区切りAND検索が可能です。
集計対象集計対象で絞り込むことができます。
分類分類で絞り込むことができます。分類が階層化されている場合、プルダウンになります。プルダウンで選択した階層配下が検索対象になります。システム設定で分類が登録されている場合に利用できます。
担当者集計表の担当者部署、社員で絞り込むことができます。
検索条件をブックマークすることができます。
[参照]:「検索ブックマーク
一括操作[チェックした情報]もしくは[検索結果すべて]で一括削除が可能です。
[参照]:「チェックした情報」「検索結果すべて
ヘッダータイトル、集計対象、分類、担当者、更新日で並べ替えができます。
ボタン一覧表示されている集計表を一括チェックします。
一括削除する場合に利用します。
タイトル選択した集計を参照することができます。
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