製品共通

Ultimate Backup

自然災害やサイバー攻撃によって、IT機器やクラウドサービスが利用不能になることが想定されます。
このような状況では、通常のバックアップからの情報参照が難しくなります。
東日本大震災、北海道胆振東部地震、能登半島地震での教訓を活かした機能「Ultimate Backup」を提供します。
デジタル化社会だからこそ、事業継続のために必要最小限の情報を「紙」に出力して保管する究極のバックアップ機能です。

注意

  • Sales Force Assistantシリーズ、Approach DAM、Sales Quote Assistant、NI Collabo 360を導入時に限り、利用できます。

基本設定

印刷用出力を設定する

印刷用出力を設定します。

  1. システム設定の「運用管理」タブより「Ultimate Backup」の「基本設定」を選択します。
    ⇒「Ultimate Backup/基本設定」画面が表示されます。
  2. 印刷用出力の設定をし、「保存」ボタンをクリックします。
項目名称説明
利用設定印刷用出力を利用する、利用しないを設定します。
ダウンロード可能社員印刷用ファイルをダウンロードできる社員を設定します。
未設定の場合は、印刷用ファイルをダウンロードすることはできません。
現在のパスワード印刷用ファイルをダウンロードする画面のパスワードを変更する際に入力してください。
初期パスワードは「NiUB@0315」です。
新しいパスワード印刷用ファイルをダウンロードする画面のパスワードを更新する際に入力してください。
更新しない場合は、入力する必要はありません。
パスワードは半角4文字以上、32文字以内です。
使用できる文字は[ 0-9 a-z A-Z _-.@!”$%&'()=|{[+;*:}]<,>?/ ]です。
新しいパスワード(確認)印刷用ファイルをダウンロードする画面のパスワードを変更する際に入力してください。
ダウンロード期限1~10までの数値を入力してください。
ダウンロード期限を超えると、印刷用ファイルは自動的に削除されます。
文字サイズ印刷用ファイルの文字の大きさを指定します。
文字サイズを把握したい場合は、「サンプル」をクリックし確認してください。
情報の取り扱い印刷用ファイルのヘッダーに印字したい情報を選択または直接入力してください。
追加情報貴社で作成された運用マニュアルなどを印刷用ファイルに追加できます。
追加できるファイルはPDFファイルです、また1MBまでのファイルを追加できます。
パスワードなどセキュリティが強化されているPDFファイルは使用できません。
[追加情報サンプル]より運用マニュアルのサンプルをダウンロードできます。
定期ダウンロード印刷用ファイルを自動的にダウンロードするツールを利用する場合は、「利用する」を選択してください。
UBダウンローダーは、1台のWindows OSにのみインストール可能です。
動作確認済みのOSは、Windows Server 2022、2019、およびWindows 11です。
この機能を利用するには、事前にOAuth2.0認証の設定が必要です。
ダウンロードを実行すると、すでにインストールされているUBダウンローダーは使用できなくなります。

出力対象を設定する

印刷用出力を設定したら、次に出力対象を設定します。

  1. 出力対象から顧客情報、パーソン情報、スケジュールのリンクを選択します。
    ⇒「Ultimate Backup/基本設定(顧客情報)」画面が表示されます。
  2. 設定項目の設定をし、「保存」ボタンをクリックします。

顧客情報

項目名称説明
利用設定利用する、しないを設定します。
条件印刷用の出力対象を絞り込みます。
推奨設定は、出力期間を「指定した期間以内に登録された情報(1年)」とすることです。
出力期間を「すべて」にし、かつ顧客ランクを未選択にした場合、出力対象が10万件を超えると設定を保存できません。
また、設定時に10万件を超えていなかった場合でも、定期的なバックアップ時に10万件を超えると、条件を指定していない限りバックアップは中断されます。
対象印刷用ファイルに出力される項目です。
業務別項目設定で非表示にしていても出力対象になります。
追加対象任意に出力したい項目を指定します。
順序印刷用ファイルに出力したい順序を指定します。
サイクル印刷用ファイル(バックアップ)を作成する周期を設定します。
出力件数が10万件を超える場合、サイクルは1週間以上に設定する必要があります。
差分出力印刷用出力した後に新規登録、更新された情報を印刷用出力します。
サイクルが1週間以上の場合に利用できます。

注意

  • 閲覧制限されている顧客情報も、出力されます。 ただし、出力期間が「商談をした顧客情報」の場合、個別に閲覧制限が設定されている商談情報に登録された顧客は、出力されません。

パーソン情報

補足

  • 顧客情報を印刷出力する場合、出力された顧客に関連するパーソン情報を出力します。
項目名称説明
利用設定利用する、しないを設定します。
条件印刷用の出力対象を絞り込みます。
推奨設定は、出力期間を「指定した期間以内に登録された情報(1年)」とすることです。
出力期間を「すべて」にし、かつパーソンランクを未選択にした場合、出力対象が10万件を超えると設定を保存できません。
また、設定時に10万件を超えていなかった場合でも、定期的なバックアップ時に10万件を超えると、条件を指定していない限りバックアップは中断されます。
対象印刷用ファイルに出力される項目です。
業務別項目設定で非表示にしていても出力対象になります。
追加対象任意に出力したい項目を指定します。
順序印刷用ファイルに出力したい順序を指定します。
サイクル印刷用ファイル(バックアップ)を作成する周期を設定します。
出力件数が10万件を超える場合、サイクルは1週間以上に設定する必要があります。
差分出力印刷用出力した後に新規登録、更新された情報を印刷用出力します。
サイクルが1週間以上の場合に利用できます。

注意

  • 閲覧制限されているパーソン情報も、出力されます。 ただし、出力期間が「商談をしたパーソン情報」の場合、個別に閲覧制限が設定されている商談情報に登録されたパーソンは、出力されません。

スケジュール

補足

  • Sales Force Assistantシリーズをご利用の場合、予定商談を出力できます。
  • NI Collabo 360をご利用の場合、スケジュールを出力できます。

共通設定

項目名称説明
条件印刷用の出力対象を絞り込みます。
推奨設定は、出力期間を「指定した期間までの予定(1か月)」とすることです。
※出力日も期間に含まれます
サイクル印刷用ファイル(バックアップ)を作成する周期を設定します。
出力件数が10万件を超える場合、サイクルは1週間以上に設定する必要があります。
順序印刷用ファイルに出力したい順序を指定します。

スケジュール

項目名称説明
利用設定NI Collabo 360のスケジュールを出力する場合は、「利用する」を選択してください。
条件(キーワード)印刷用の出力対象を絞り込みます。
対象印刷用ファイルに出力される項目です。

注意

  • スケジュールを出力するためには、NI Collabo 360の導入が必要です。

商談情報

項目名称説明
利用設定商談情報(予定)を出力する場合は、「利用する」を選択してください。
条件(商談目的)印刷用の出力対象を絞り込みます。
対象印刷用ファイルに出力される項目です。
業務別項目設定で非表示にしていても出力対象になります。
追加対象任意に出力したい項目を指定します。

注意

  • 商談情報を出力するためには、Sales Force Assistantシリーズの導入が必要です。

スマートフォンアプリ

補足

  • アプリ「Ultimate Backup」を利用する場合、「利用する」を選択してください。
項目名称説明
利用設定アプリ「Ultimate Backup」を利用する場合、「利用する」を選択してください。

メール

項目名称説明
出力対象社内メール、社外メールをアプリにバックアップする場合、選択してください。
共有メールは利用中のアカウントが選択できます。
また、利用者が選択した共有メールの参照権限がある場合に限りバックアップできます。
セキュリティこのアプリは非常時の利用を想定しています。
パスワードの定期変更や接続制限が設定されている場合、利用できない可能性があります。
非常時に備えて、Ultimate Backupの上記設定を以下のリンクから解除することができます。

注意

  • メールを出力するためには、NI Collabo 360の導入が必要です。
  • アプリの使用方法はアプリに付属しているマニュアルをご参照ください。

ダウンロード

印刷用ファイルのダウンロード画面にログインする

印刷用ファイルのダウンロード画面にログインします。

  1. システム設定の「運用管理」タブより「Ultimate Backup」の「ダウンロード」を選択します。
    ⇒「Ultimate Backup/ダウンロード(ログイン)」画面が表示されます。
  2. パスワードを入力し、ログインします。
    ⇒初期パスワードは「NiUB@0315」です。

注意

  • 連続して5回間違えると1時間ログインできなくなりますので、ご注意ください。

印刷用ファイルをダウンロードする

印刷用ファイルをダウンロードします。

  1. ファイル名をクリックするとダウンロードが始まります。
  2. 「削除」ボタンをクリックすると、印刷用ファイルが削除されます。

注意

  • ダウンロード期限が過ぎると、印刷用ファイルは自動的に削除されます。

サーバーログ

サーバーログを確認する

サーバーログを確認します。

  1. システム設定の「運用管理」タブより「Ultimate Backup」の「サーバーログ」を選択します。
    ⇒「Ultimate Backup/サーバーログ」画面が表示されます。
  2. 各条件を選択し、「表示」ボタンをクリックします。
    ⇒サーバーログ一覧に、選択した条件に合致するログが表示されます。
  3. 表示させたデータを出力させる場合は、「出力」ボタンをクリックします。
    ⇒ファイルがダウンロードされます。
  4. サーバーログを削除する場合は、「削除」ボタンをクリックします。
区分項目説明
対象機能顧客情報、パーソン情報、スケジュール、メールに関連するログを絞り込みができます。
区分ログの区分で絞り込みができます。
期間ログの取得時間の絞り込みができます。

利用時の注意事項

Ultimate Backupをご利用いただくためには、PDF出力ソフト、PDF結合ソフトが必要です。
オンプレミスのお客様において、上記ソフトウェアがインストールされていない場合、あらかじめセットアップが必要です。

Linux版をご利用のお客様

  • PDF出力ソフト(wkhtmltopdf)がインストールされていない場合
    ご利用いただいている動作環境が推奨環境ではございません。
    動作環境を更新していただく必要がございます。
    以下のサイトにアクセスいただき、テクニカルサポートにお問い合わせください。
    https://www.ni-consul.jp/tech/p24/restrictions/#section-Linux
  • PDF結合ソフトがインストールされていない場合
    以下のサイトにアクセスいただき、弊社製品がインストールされているWEBサーバーに、PDF結合ソフトをインストールしてください。
    https://www.ni-consul.jp/tech/ultimatebackup/download/linux/

Windows版をご利用のお客様

  • DF出力ソフト(wkhtmltopdf)がインストールされていない場合
    ご利用いただいている動作環境が推奨環境ではございません。
    動作環境を更新していただく必要がございます。
    以下のサイトにアクセスいただき、テクニカルサポートにお問い合わせください。
    https://www.ni-consul.jp/tech/p24/restrictions/#section-Windows
  • PDF結合ソフトがインストールされていない場合
    以下のサイトにアクセスいただき、弊社製品がインストールされているWEBサーバーに、PDF結合ソフトをインストールしてください。
    https://www.ni-consul.jp/tech/ultimatebackup/download/windows/

定期ダウンロード

印刷用ファイルを、1日1回自動的にWindows OS上にダウンロードする機能です。

注意

  • 定期ダウンロード機能を利用するには、OAuth2.0認証を有効にしてください。

UBダウンローダーをインストールする

  1. システム設定の「運用管理」タブより「Ultimate Backup」の「基本設定」を選択します。
    ⇒「Ultimate Backup/基本設定」画面が表示されます。
  2. 定期ダウンロードを「利用する」にし、「保存」ボタンをクリックしてください。
  3. 「UBダウンロード」ボタンをクリックし、ダウンロードしてください。

注意

  • UBダウンローダーは、1台のWindows OSにのみインストール可能です。
    動作確認済みのOSは、Windows Server 2022、2019、およびWindows 11です。
    ダウンロードすると、すでにインストールされているUBダウンローダーは使用できなくなります。

UBダウンローダーをWindows OSにインストールする

注意

  • Administrator権限でログインし、インストールしてください。
  1. ultimatebackup_installer.zipを印刷用ファイルを定期的にダウンロードしたいWindows OSにコピーしてください。
  2. ultimatebackup_installer.zipを解凍してください。
    解凍先のパスに、( )などの括弧が含まれない場所を指定してください。
  3. StartInstaller.batを右クリックし、「管理者として実行」を選択してください。
  4. インストーラーが起動するまでしばらくお待ちください。
  5. 「ブラウザを起動」をクリックしてください。

注意

  • Microsoft Edgeをあらかじめインストールしてください。
  1. Microsoft Edgeが起動するので、ダウンロード可能社員のログインIDとパスワードを入力してください。

注意

  • ダウンロード可能社員のみ認証可能です。
  1. 認証に成功すると、認可コードが表示されますのでコピー&ペーストし保存するボタンをクリックしてください。
  1. 有効な認可コードの場合、「アクセストークンの取得と登録に成功しました。」と表示されます。
  1. 印刷用ファイルをダウンロードする場所を指定し、保存するボタンをクリックしてください。
    空き容量が確保されており、ファイルの書き込みができる場所を指定してください。
    また、印刷用ファイルの保持期間を指定してください。
    最大で30日間保存することができます。
  1. ログインユーザーのパスワードを入力し、「登録する」ボタンをクリックしてください。
  1. 「タスク登録に成功しました。」と表示されたらインストールの完了です。
  1. 「閉じる」ボタンで終了です。

定期的にダウンロードする

Windows OSのタスクスケジューラーを利用して、印刷量ファイルをダウンロードします。
ダウンロード不要な場合は、タスクスケジューラーから削除してください。

注意

  • 30日以上、動作させなかった場合、OAuth2.0認証を変更した場合、他のWindows OSにインストールした場合、印刷用ファイルをダウロードできなくなります。
    この場合、システム設定画面より再度ダウンロードし、再インストールをしてください。
    ご不明点がある場合は、C:\Program Files\niconsul\ultimatebackup\src\log以下の情報をテクニカルサポートあてにご連絡ください。
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