Sales Quote Assistant

SQAの補足事項

荷姿(バラ/箱)の管理をしたい場合

卸売業など業界特有の商習慣に基づいた荷姿管理をしている場合に対して、1つの商品コードで販売時における複数の荷姿(単位区分)を管理することができます。
商品の単位区分(バラ、ボール、ケース)ごとに入数、単位、単価を設定することができます。
見積書の明細に単位区分を指定することで、荷姿(単位区分)ごとの単価から金額を計算できます。

◆商品マスタ
単位区分は最大5種類まで登録できます。(例:バラ、ボール、ケースなど)
商品の単位区分ごとに入数、単位、単価を設定できます。(単位区分別単価)

◆見積書フォーム
フォームの明細上に単位区分を配置すると、商品選択時に単位区分別単価を利用できます。
単位区分選択をすると、商品の単位区分に合わせた入数、単位、単価が連動してセットされます。
単位区分をバラ以外で指定すると、金額計算時に数量ではなく箱数で計算します。

荷姿(単位区分)ごとの単価を利用するためには以下の設定が必要です。

  1. 商品マスタに単位区分別単価を設定する
    ※個別に登録する方法は、「単位区分別単価を設定する」を参照してください。
    CSVファイルを利用して一括登録する方法は、「単位区分別単価CSVデータ読み込み」を参照してください。
  2. 荷姿管理に対応した見積書フォームを作成する
    フォームの新規登録時に設定ガイドの利用項目で荷姿(バラ/箱)の管理をするにチェックを入れて作成してください。
    チェックを入れると以下の設定が自動的に作成されます。
    明細項目:入数、箱数、数量、単位区分が配置
    計算式: 入数 × 箱数 = 数量
    計算式: 単価 × (箱数 or 数量) = 金額(税別)
    計算式: 原価 × (箱数 or 数量) = 原価金額
    ※明細項目に単位区分を必ず設定してください。
    単位区分を設定していないフォームでは単位区分別単価を利用できません。

    ※フォームの設定方法は「フォームを作成する」を参照してください。

補足

  • 印刷レイアウト
    印刷項目の数量と数量(単位区分)の違いについて
    数量には明細で数量に入力された数値が印刷されます。
    数量(単位区分)には単位区分に応じた数値が印刷されます。
    たとえば、単位区分がバラの場合は数量、バラ以外の場合は箱数が印刷されます。

    例)

希望価格(オープン価格)を利用したい場合

希望価格や参考価格の列にオープン価格を表示したい場合の運用方法を説明します。

◆見積書フォーム

フォームの明細欄に希望価格とオープン価格(フラグ)項目を配置し、システム設定の印刷レイアウトでオープン価格の表示を設定することで実現できます。
上記設定をするとフォームのオープン価格フラグに連動して印刷内容が差し替えられます。(印刷時にのみ反映します)
印刷内容は『OPEN』『オープン価格』など運用にあわせて設定できます。

※上記設定を簡単に作成するには、システム設定のフォーム設定より見積書を新規作成する際に、設定ガイドの利用項目で『希望価格やオープン価格を利用する』にチェックを入れると自動的に適用されます。
※フォーム設定方法は、「フォームを作成する」を参照してください。
※印刷レイアウトの設定方法は「印刷レイアウトを設定する」を参照してください。

◆商品マスタとの紐づけ

商品マスタごとにオープン価格の設定をしておくと、商品を選択した際に自動でチェックが入り入力の手間を省けます。

  1. 商品マスタの項目で「項目1~10」のいずれか利用していない項目をオープン価格の項目としてください。
    ※システム設定>Sales Quote Assistant>商品マスタ/項目設定から項目名を変更します。
  2. 商品マスタを開き、1で指定したオープン価格の項目に「1」(半角数字)と入力して保存してください。
    ※システム設定>Sales Quote Assistant>商品マスタ/商品マスタ一覧>商品マスタから設定できます。
  3. 見積書フォームにて、オープン価格の設定を転記するように紐づけます。

仕入先コードを利用して仕入先を管理したい場合

見積書や受注伝票の明細行ごとに仕入先(コード)を指定したい場合の運用方法です。
顧客情報に仕入先コードの項目があり、仕入先コードが入力された顧客情報を仕入先(マスタ)として扱います。
明細の仕入先コードの項目には入力候補や有効な仕入先コードかのチェックなど、入力を補助する機能があります。
仕入先(マスタ)を適切に管理することで、見積や受注の業務の入力ミスを予防して効率よく運用することができます。

この運用を実施するには、以下の設定が必要です。

  1. 見積書フォームの明細項目に、仕入先コードおよび仕入先名を追加する

必要に応じて仕入先コード、仕入先名の設定をしてください。

  1. 顧客情報の業務別設定で、仕入先コードをフォームに表示する設定を行う
    ※お客様によっては、すでに表示されている場合があります。
  1. 仕入先となる顧客情報を登録する
    ※仕入先コードを入力してください。
    ※基幹システムから取り込む場合は、CSV入力などを利用して仕入先となる顧客情報を登録してください。

補足

  • 仕入先コードは、重複して登録することはできません。
  • 顧客情報は以下のような属性の顧客が含まれる形になります。
    ①見込先 ②得意先 ③仕入先
    自社の運用にあわせて顧客ランクやレイアウトを分けるなど、管理しやすい運用をすることをお勧めします。

見積書フォーム

見積明細を入力する際には、仕入先名および仕入先コードを入力します。

補足

  • 仕入先コードを入力して仕入先名をセットすることもできます。
  • 仕入先として扱えるのは、仕入先コードが登録されている顧客情報のみです。
  • 入力候補の抽出時には、顧客情報の閲覧制限は適用されません。

商品マスタとの連携

商品マスタに仕入先コードをあらかじめ登録している場合、仕入先コードと仕入先名を自動でセットできます。
また、選択肢を利用すると商品ごとに指定の入力候補を表示できます。

アシスタントによる仕入先コードのチェック機能について

明細入力時に仕入先コードの整合性をアシスタントが自動的にチェックします。
登録されていない仕入先コードを入力した場合など、以下のように修正をアシストします。

商品マスタの検索内容(Sales Quote Assistantを追加導入した場合)

Sales Force AssistantシリーズにSales Quote Assistantを追加インストール時、商品マスタの一覧画面に「検索用データを作成する」記載がある場合に実行してください。商品選択で全半角・大文字小文字を区別なく検索することができるようになります。 データ作成には時間がかかる可能性があります。(※アクセス負荷が低い時間帯などで実施することをお勧めします。)

  1. システム設定の「Sales Quote Assistant」タブより「商品マスタ」の「商品マスタ一覧」を選択します。
    ⇒「商品マスタ/商品マスタ一覧」画面が表示されます。
  2. 「検索用データを作成する」ボタンをクリックしてください。

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